【驚異のセキュリティ効果を実感】PC(パソコン)のウイルス完璧に対策!

この記事では、パソコンを始める人に絶対に読んでほしい「パソコンのウイルス対策」について細かくご紹介していきます。
新しく購入したパソコンにウイルスやスパイウェアが浸入しないか心配な人や、セキュリティー対策として何をすればいいのかわからない人に対して、今からわかりやすくアドバイスをしていきたいと思います。

1、はじめに

皆さんは、いつもパソコンをどのように使っていますか?パソコンはとても便利で楽しいと思っている方も多いと思います。パソコンを使えば、メールで遠くにいる家族や友人と連絡を取り合う事もできますし、インターネットで、色々な情報を簡単に調べる事ができますよね。
しかし、その便利さの裏には、たいへんな危険が潜んでいることも忘れてはいけません。そのひとつが「コンピューターウイルス」です。そもそもコンピューターウイルスって何なのか?今日は、基本的なことから一緒に勉強していきたいと思います。

まず、ウイルスと聞くと、病気になる時の病原体のひとつかな。と感じる人が多いと思いますが、コンピューター世界のウイルスとは、他のパソコンを攻撃したり、情報を盗む目的で、悪意をもった人によって意図的に作られた不正なプログラムの事を言うのです。
このコンピューターウイルスは「風邪」によく似ています。皆さんも風邪をひいたことがあると思いますが、体の中に風邪のウイルスが侵入し、そのウイルスが悪さをして、熱が出たり、のどが痛くなったり、くしゃみや鼻水が止まらなくなったことがあると思います。それと同様に、コンピューターウイルスが何らかの原因でパソコンの中に侵入し、色々な悪さをしてパソコンの動作をくるわしてしまうのです。
このコンピューターウイルスが行う悪さには、パソコンの画面上に迷惑なメッセージを出すだけのものから、パソコンの起動を出来なくさせたり、個人情報を盗みとってしまう悪質なものまで、その種類は実にたくさんあります。
また、コンピューターウイルスに感染したことに気が付かずにパソコンを使い続けていると、恐ろしいことに、家族のパソコンや、友人のパソコンにまで被害を広げてしまうこともあります。風邪と同じように、人にどんどんうつしてしまう可能性があるというわけなのです。
このようにお話すると、怖くなってしまうかもしれませんが、コンピューターウイルスは、全てのパソコンが感染するものではなく、正しい予防や対策を行えば、感染することを大きく減らす事ができるのです。
そこで、これからコンピューターウイルスが、いつ、どこから、どのように侵入してくるのか、その対策方法や予防方法をご紹介していきます。うがいや手洗いをして風邪を予防するように、コンピューターウイルスの正しい知識を身につけて、感染しないようにしっかりと予防していきましょう!

2、ウイルスの感染経路5つ

それではまず、どのような経路でコンピューターウイルスに感染してしまうのかを具体的に勉強していきたいと思います。
ウイルス感染の危険性はあらゆる場所にひそんでいます。これから代表的な5つの感染経路をご紹介します。感染経路をしっかりと理解して、自分自身で感染を予防できるように心掛けていきましょう。

2-1メールによる感染

メールに添付されているファイルを開いただけで、ウイルスに感染することがあります。メールに添付されてきたファイルをよく確認しないで開いてしまうとそれが悪意のあるプログラムであった場合はウイルスに感染してしまいます。

今までは、メールで実行形式のファイルの拡張子が.exeのファイルが送られてきた時には特に注意するように言われてきましたが、最近ではファイル名を巧妙に偽装して、文書形式のファイルに見せかけて悪意のあるプログラムを実行させ、ウイルスに感染させることもあります。

また、文書形式のファイルであっても、文書を閲覧するソフトウェアの脆弱性をねらった攻撃も増えているので、メールに添付されてきたファイルを安易に開くのはとても危険な行為です。また、メール本文内に記載されているURLをクリックすることで感染してしまう場合もあります。

2-2インターネットによる感染

ウイルスが仕掛けられているページを閲覧しただけで感染してしまうことがあります。最近では、出会い系サイトなどのアダルト系サイトを見てしまったことによるウイルス感染の被害がたくさん報告されています。

また、インターネット上に公開されている動画や画像、また便利そうなソフトや面白そうなゲームに見せかけて、ウイルスに感染したファイルをパソコンにダウンロードさせて、そのファイルを開くことによって感染させるという場合もあります。

今までは、怪しいWebサイトを訪問しなければ大丈夫と思われていましたが、最近では、正規のWebサイトが不正侵略を受けて書き換えられて、ウイルスが仕込まれているケースも出てきています。この場合は悲しい事に、正規のWebサイトを閲覧しても、ウイルスに感染してしまうことになってしまうのです。

2-3ネットワークによる感染

家庭内で複数のパソコンを接続していたり、会社などで複数のパソコンが繋がっている状態の場合、もしも一台のパソコンがウイルスに感染してしまったら、何とネットワークで繋がっている他のパソコンにまでどんどんウイルスの被害が広がってしまうことがあります。

また、ファイル共有ソフトによる感染もあります。ファイル共有ソフトとは、インターネットを利用して他人とファイルをやり取りするソフトウェアのことです。自分がもっているファイルの情報と、相手がもっているファイルの情報を交換して、お互いほしいファイルを送ったりすることから、ファイル交換ソフトとも呼ばれています。

そのファイル共有ソフトでは、不特定多数の利用者が自由にファイルを公開する事ができるので、別のファイルに偽装するなどの方法を使って、いつの間にかウイルスを実行させられてしまうことがあります。

2-4記録メディアからの感染

多くのコンピューターには、USBメモリなどをコンピューターに差し込んだだけで自動的にプログラムが実行される仕組みがあります。この仕組みを悪用して、USBメモリ、CD-R、DVD-R、BD-R、外付けのハードディスクなど、各種記憶媒体のデータの中にコンピューターウイルスが仕込まれている事があります。その場合、パソコンと接続するだけでウイルスに感染してしまうことがあります。

また、感染しているコンピューターに、後から差し込まれた別のUSBメモリにウイルスが感染するなどの方法で、次のパソコンへと被害を拡大させるものもあります。

2-5プログラムのインストールによる感染

信頼できないサイトで配布されたプログラムのインストールによってウイルスに感染してしまうことがあります。
あたかも無料のウイルス対策ソフトのように見せかけて、悪意のあるプログラムをインストールさせようとする「偽セキュリティソフト」というものの被害が増えてきています。

その代表的な手口は、ホームページなどで、「あなたのコンピューターはウイルスに感染しています」というようなメッセージを表示して、利用者を不安にさせて、偽のウイルス対策ソフトを配布するWebページに誘導することが目的です。

3、ウイルスに感染するとどうなるの?

コンピューターウイルスの被害は大きく2つあります。感染した事に気が付きやすい被害もあれば、感染していることに気がつかないものもあります。よくあらわれる症状を5つ御紹介しておきます。

症状①画面上で見覚えのないメッセージやプログラムが起動

自分には見覚えのないメッセージやアダルト広告がデスクトップ上に突然表示されたり、パソコンが勝手にシャットダウンして、開いているプログラムが綴じてしまうという症状が出ます。また、インターネットで最初に表示されるページが変わってしまうこともあります。

症状②アプリケーションが起動しない

デスクトップ上や、スタートメニューにあるアプリケーションをクリックしてもなかなか起動しなくなっている場合には、ウイルスが感染した確率が高いと言えます。また画面上の表示が崩れてしまう事もあります。

症状③パソコンの速度が遅くなった

ウイルスに感染した時によく出る症状の一つが。パソコンの速度が遅くなる事です。もちろん、パソコンが遅くなる原因はウイルスだけではありません。ハードディスクやRAMの容量不足、スパイウェアが原因である事もあります。

症状④ファイルが消えたり、別の場所に移動している

パソコンの中のドキュメントや写真が別の場所に移動していたり、感染したことに気づかない場合では、そうした写真などのデータが勝手に配布されてしまうこともあります。また、恐ろしい事にクレジットカード情報などの個人情報を盗まれてしまう事もあります。

症状⑤送っていないはずのメールを受け取ったと言われた時

感染したことに気づかない被害の一つとして、ウイルスメールを知らないうちに送ってしまう事があります。自分の名前やメールアドレスを勝手に使われて、ウイルスをばらまいてしまったということもあります。

このように、自分が被害者であると同時に、ウイルスを拡大させた加害者にもなってしまいます。ウイルスによる被害が友人や会社にまで広がった場合、甚大な影響を及ぼしてしまいますので、コンピューターウイルスの特徴をしっかりと理解して、感染予防をすることを心掛けてください。

4、ウイルスに感染してしまったら

それでは、もしも、ウイルスに感染してしまったらどうすれば良いのか、万が一の時にも、落ち着いて対処できるようにしましょう。

4-1セキュリティソフトによる駆除

まず、ウイルス対策ソフトのウイルス定義ファイルを最新版にして下さい。更新方法は各メーカーによって違いますので、詳しくは各メーカーのサポートページをご覧ください。ウイルス対策ソフトがインストールされていない場合には、すぐにソフトを導入して下さい。また、期限が切れている場合も、すぐに更新をして下さい。

次に、パソコンに繋がっているネットワークのケーブルを抜きます。無線LANで繋がっている場合は、ワイヤレススイッチをオフにして下さい。なぜなら、他のパソコンへの二次感染を防ぐためと、感染したウイルスによる他のウイルスの侵入や個人情報の漏洩を防ぐためにです。

そして、ウイルス対策ソフトを使ってウイルスチェックをします。もしも、他のパソコンとネットワークでつながっている場合は、既にウイルスに感染している可能性もありますから、すべてのパソコンも同様にウイルスチェックを行って下さい。

そこで、ウイルスが見つかった場合は、ウイルス対策ソフトに従って、ウイルスの駆除を行います。無事に駆除が終わり、ソフトに安全な状態である事が表示されたら、もう安心です。しかし、ウイルスの駆除がうまくいかなかった時には、他の方法で処理してみてください。

4-2バックアップをとってパソコンを初期化

ウイルス対策ソフトでの駆除作業は、100%うまくいくとは限りません。ウイルスの種類によっては駆除が出来ない為に、パソコンを購入時の初期状態に戻すしかないことがあります。この初期状態に戻す作業の事を「リカバリー」と言います。

リカバリーをする前に、まずは、大切な写真や音楽などのデータを、外付けのハードディスクやDVD、BDなどの外部メディアにバックアップします。当然、ウイルスの駆除ができなかったデータは、バックアップしないようにしてください。

バックアップが終わったら、リカバリーを行います。パソコンを購入時の初期状態に戻します。

リカバリーが終わったら、コンピューターの初期設定を行います。リカバリーを行ったことで、消えてしまったソフトウェアもあるので、それらのソフトは再度インストールする必要があります。

外していたネットワークケーブルをパソコンに差し戻します。無線LANをご利用の場合は、ワイヤレススイッチをオンにします。
そして、ウイルス対策ソフトをインストールします。
データや各種設定をバックアップした外付けのハードディスクやDVD、BDなどの外部メディアを、ウイルス対策ソフトでウイルスチェックをします。
バックアップしたデータにウイルスが含まれていないことが確認できたら、必要なデータをパソコンに戻します。バックアップしたデータを、パソコンに戻す作業を「復元」といいます。

ここで注意することは、バックアップしたデータもキチンとウイルスチェックをするということです。バックアップしていたデータにウイルスが含まれていると、せっかくリカバリーをしてパソコンを初期状態に戻しても、またウイルスに感染してしまう可能性があります。

4-3最終手段 廃棄

残念ながら、セキュリティソフトによる駆除もうまくいかず、また、パソコンを初期化しても、パソコンの症状が治らない場合は、最終手段として、パソコンそのものを廃棄する方法を選ぶしかないでしょう。無理に使い続けると、自分のパソコンだけではなく、他のパソコンにまで被害を与える可能性が大きくなります。

しかし、パソコンは廃棄物としてそのまま捨てるわけにはいきません。なぜなら、パソコンの中には個人情報や気密情報などがデータとして残っており、それらを悪用される恐れがあるためです。
自宅で個人用に使っていたパソコンでも、流出してはいけないデータがたくさんあります。例えば、パソコンで年賀状印刷をしていたとしたら、友人や知人の住所などの個人情報が入っていることもあると思います。デジカメから取り込んだ写真や、自分のクレジットの番号などのデータも残っているかもしれません。このような個人情報をそのままにしてパソコンを廃棄すると、後々大きなトラブルになる可能性があります。

専用のデータ消去ソフトなどを使うことで、安全に消去することが可能です。ただし、自分でデータ消去をするのが不安な場合は、パソコンの買取業者が、データ消去も代わりに行ってくれる場合もありますから、信頼できるリサイクル業者を選んで、廃棄を依頼することもできます。

5、パソコンをウイルスから守るために

パソコンやインターネットを安全に活用するためには、コンピューターウイルスに感染しないように予防していく事が大切です。自分でウイルスを予防するために必要な方法を5つ御紹介しておきます。

①ウイルス対策ソフトを利用する

コンピューターウイルスの感染予防には、ウイルス対策ソフトを使用するのが一般的です。ウイルスの侵入からパソコンを守り、ウイルスを退治してくれるだけでなく、常にウイルスに感染していないかどうかのチェックをしてくれる機能もあります。

②コンピューターを最新の状態にする

どのパソコンにも、アップデートという機能が搭載されています。アップデートを行う事で、お使いのパソコンを常に最新の状態に保つことができ、新しいコンピューターウイルスからパソコンを守ることができます。
コンピューターウイルスは日々進化しています。古い状態のままでパソコンの利用を続けていると、新しいウイルスが入り込む隙をつくってしまう事もありますので、アップデートは必ず行いましょう。

③身に覚えのないメールや添付ファイルは開かない

宛先に覚えのないメールや、メールに添付されているファイルを開く事でウイルスに感染してしまうケースが多いです。メール本文の中に記載されている怪しいアドレスをクリックする事で感染してしまう事もあります。この場合は、不審なメールを開封したり、添付ファイルを開かなければ感染しない事なので、自分で予防することができます。身に覚えのないメールや添付ファイルは絶対に開かずに削除しましょう。

④怪しいホームページは見にいかない

ホームページ内にコンピューターウイルスが仕込まれていることもあり、そのホームページを開いたり、ホームページの中の画像などをクリックしただけで感染するケースもあります。インターネットを使えば、たくさんの情報が手に入り便利ですが、その一方で危険も潜んでいることを知って利用するようにしてください。

⑤所有者や中身に覚えのないUSBメモリーなどは使わない

コンピューターウイルスの感染には、USBメモリー、CD/DVDなどを介したものもあります。USBメモリーなどを利用する場合には、事前にウイルスチェックをしてから利用するようにしましょう。また、所有者が不明なものや、中身に何が入っているか覚えのないものは利用しないように注意しましょう。
今回、御紹介した5つの予防法を参考にして、少しでもウイルス感染の危険性が減るように心掛けていきましょう!

6、まとめ 大切なこと

今回は、コンピューターウイルスとは何か、ウイルスに感染した時に知っておきたいウイルス対策、また、実際に起こりやすい被害について勉強しました。コンピューターウイルスは想像以上に深刻な問題で、実際には、悪意のある第三者からのサイバー攻撃といっても過言ではありません。個人でもセキュリティーを強化し、どうか、ウイルスの感染からパソコンを守って下さい。
自分自身への被害だけでなく、周りにも被害を与え、被害者ではなく加害者にもなってしまうことを考えると放置しておくべき事ではありません。
パソコンを使う全ての人に、インターネットを自由に、安全に使いこなすために、Webセキュリティ対策やウイルス対策についてもしっかり学んでほしいと思います。

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