【劇的変化】重いPC(パソコン)の回線速度が驚くほど速くなる裏技を厳選

パソコンを使っていたら、さっきまで快適に使えていたのに急に動作が遅くなってイライラ、という経験はないでしょうか。
今回は、パソコンが急に遅くなったときに原因として考えられる要因と、遅くなってしまったパソコンの処理速度を元に戻すための方法について解説します。 パソコンが遅くなったという症状一つ取っても、その原因は様々です。
いろいろな原因の中から当てはまるものを探して、パソコンの処理速度を元に戻していきましょう。

①パソコンが急に遅くなる原因は?

パソコンが急に遅くなった原因として、以下のような原因が考えられます。
主要な原因と、その原因がパソコンを遅くする原理について簡単に解説しましたので、以下の中から当てはまりそうなものを探してみてください。

1.1メモリ不足

一度に多くのソフトを多く立ち上げていたり、インターネットで多くのタブを開いたりしていると、メモリと呼ばれる一時記憶のための領域がデータで圧迫されて処理が遅くなることがあります。
一度に多くのソフトを立ち上げていなくても、処理データそのものが大きい写真や映像編集ソフトを動かしている場合も多くのメモリが必要となるので、動作が遅くなりやすいです。 長い期間使い続けているパソコンも、ハードディスクの容量が少なくなったり、色々な周辺機器やソフトの処理についていけなくなったりしてメモリが不足すると動作が重くなります。
長い間使ってきたけど最近急に処理速度が落ちてきたという場合、メモリが不足している可能性が高いです。

1.2ハードディスクの空き容量不足

パソコンを長い期間使い続けていると、不要な一時ファイルやデータのコピーなどの使用用途がないデータがハードディスクの中に溜まっていきます。
そのデータをこまめに削除していないと、不要なデータが増えてきてハードディスクの空き容量を圧迫することがあります。
ハードディスクの空き容量が少なくなってくるとパソコンの動作が不安定になるだけではなく、動作が遅くなったり動作中に停止してしまったりします。 また、新しいソフトを多く入れて使っている場合や、画像編集・動画編集などの多くの容量を必要とするソフトをインストールしている場合、ソフトの容量がハードディスクの空き容量を圧迫している可能性もあります。
パソコンのスペックによってはこのような高機能ソフトは扱えない可能性もあるので、推奨環境やスペックをよく確認してから使うと容量不足を防ぐことができます。 ハードディスクの容量を圧迫するのは、ソフトや不要な一時データだけではありません。
自動更新の際に発生するコピーファイルや、ソフトを削除したときに削除しきれずに残るデータの残骸、さらにパソコンが自動で取っているバックアップデータの古い日付のデータなどは、パソコンを使用している時間が長ければ長いほど多く溜まっていきます。
これらのデータは通常の方法では削除しきれないものもあるので、ハードディスクの容量が少ない場合は何が容量を圧迫しているのかを突き止めることが大切です。 まずHDDに異常がある可能性は低いでしょう。

1.3常駐ソフトが多い

パソコンを起動する時に一緒に起動するソフトが多かったり、パソコンを起動して動かしている時に裏で起動しているソフトが多かったりすると、パソコンは一度に複数の処理を同時にこなすことになります。
その結果、動作を行うのに時間がかかったり、動作を行うときにスムーズに処理ができなくなったりします。 このように、パソコンが起動している時に常に起動しているソフトは常駐ソフトと呼ばれます。
この常駐ソフトは目的があって自分でインストールして入れているものだけではなく、元から入っているアップデートや新しいソフトのダウンロードなどで気づかないうちに増えていることもあるので注意が必要です。

1.4ウイルスやスパイウェアの影響

パソコンがコンピューターウイルスやスパイウェアに感染している場合も急に動作が遅くなることがあります。
これはウイルスやスパイウェアが起動しているパソコンから情報を抜き取り、知らない間にインターネットに接続して情報を流すというプログラムを実行しているせいです。 このような指令をウイルスによって実行させられると、パソコンの使用可能な領域やCPUの機能が圧迫されて動作が遅くなります。
特に最近おかしなサイトやポップアップをクリックしてしまった場合や、知らない人から届いたメールを開封したなどの行動が原因で、怪しいファイルに触れたことがある場合はウイルスに感染している可能性があります。 スパイウェアはウイルスではありませんが、こちらも海外製のソフトをダウンロードしたときや怪しいサイトにアクセスしてしまったときにパソコンの内部に入り込んできます。
スパイウェアもパソコンを内部から監視してアクセス記録やデータなどの記録を回収し、勝手に送信するという命令をパソコンに送るので動作が遅くなる原因になります。
怪しいサイトや海外製のフリーソフト、知らない人から届いたメールなどのリスクの高いデータにはなるべく触らないようにしましょう。

1.5断片化データの影響

パソコンは、パソコンを使うたびにハードディスクという記憶領域の中のデータを日々書きかえています。
そのデータは細かく分割して内部に保存されているのですが、いらないデータを削除したり、また追加したり、といった作業を日々繰り返していると、保存されたデータが色々なところに散らばっていってしまいます。 このようにデータがハードディスクの内部で散らかっている状態のことを、データの断片化と言います。
この断片化したデータをそのまま放置しておくとデータのスムーズなアクセスや取り出しができず、その結果色々な処理に時間がかかるようになり、パソコンの動作にも影響するようになります。

②遅くなったパソコンの原因を突き止めよう

遅くなったパソコンを元の状態に戻すには、まず原因を突き止めることが重要です。 パソコンの動作が遅い原因を突き止めるために、まず原因になりそうな要因をチェックしていきましょう。

2.1再起動する

パソコンを長時間使い続けていたり、常にスリープモードにして使っていた場合、内部のメモリに作業履歴となる一時データが溜まりすぎてメモリを圧迫している可能性があります。
メモリの一時記憶は電源を切るとリセットされるので、パソコンの動作が遅いときは一度再起動して様子を確認しましょう。 ソフトを立ち上げすぎているときや、起動しているソフト同士の相性が悪くてパソコンの動作に影響を及ぼしている場合も、再起動することで解決できます。
再起動することで解決しなかった場合は、次の手順でパソコンの内部の状態を確認してみましょう。

2.2メモリやハードディスクの空き容量を確認

再起動をしても解決しない場合、メモリやハードディスクの残り容量が少なくなってきている可能性があります。
使用しているパソコンがWindowsの場合、タスクマネージャーという機能でメモリの使用状況をチェックすることができるので確認しましょう。
メモリの使用率が100%に近い場合、パソコンの処理を行うのに必要なメモリが不足しています。 ハードディスクの空き容量は、WindowsのエクスプローラーからPCという項目へアクセスすると確認できます。
アクセスしたら、デバイスとドライブという部分に表示されているCドライブ、Dドライブという部分の容量を確認しましょう。
空き領域が全体の20%以下になってきていたら要注意です。

2.3ウイルスチェックをする

メモリやハードディスクがデータで圧迫されていないのを確認したら、一度ウイルスチェックをしてみましょう。
ウイルスに感染すると、データを送信するためにパソコンが勝手に再起動していたり、知らない間にインターネットのページが開かれていたりという症状が起きることがあります。
電源を切ったはずのパソコンがいつの間にか起動している、知らないサイトがいつの間にかブラウザで開かれていることがある、という症状に心当たりはないでしょうか。 また、何も作業をしていないのにハードディスクのランプが点滅しているという症状が出ることもあります。
これは、ウイルスがパソコンの内部でハードディスク内のデータにアクセスして作業を行っているためです。
このような症状に心当たりがある場合は、ウイルスやスパイウェアが潜んでいないか一度チェックしてみましょう。

2.4タスクマネージャーから原因を探す

容量不足やウイルスが原因ではない場合は、タスクマネージャーから常駐のソフトが多すぎないか、動かしているソフトの負荷が高すぎないかをチェックしてみましょう。
タスクマネージャーを起動して、詳細というタブをクリックすると、今動いているソフトと消費しているメモリのデータ量を一覧で見ることができます。 あまりにも起動しているソフトが多すぎる場合や、見覚えのないソフトが並んでいる場合は既存のソフトのダウンロードやアップデートで追加されてしまった可能性があります。
一見してよくわからないソフトは、何のために入っているソフトなのか一度調べてみると良いでしょう。

③原因別の対処法を取ろう

原因と思われる要因を特定したら、次は原因別に速度低下を解決するための対処法を取っていきます。
適切に対処できれば、パソコンの処理速度も元通りになるはずです。

3.1メモリ、ハードディスクを増設する

メモリが不足している場合、メモリの増設が有効です。
メモリの増設と聞くと難しそうに思えますが、空いているメモリスロットという部分にメモリを新しく差し込むことで簡単にメモリを増設することができます。
特別な道具も必要なく、ドライバーと説明書、増設用のメモリがあればだれでも出来る簡単な作業ですが、効果は抜群です。 ハードディスクの容量が足りない場合は、外付けハードディスクを接続して一部のデータをそちらに移行すると良いでしょう。
ノートパソコンでは不可能ですが、デスクトップパソコンの場合はハードディスクも増設できるものがあります。
メモリとは違い差すだけというわけにはいきませんが、パソコンの中に残しておきたいデータがある場合はハードディスクの増設も検討してみてください。

3.2不要なファイルやソフトを削除する

不要なファイルや使わないソフトを削除することで、ハードディスク内の容量を増やすことができます。
WindowsのエクスプローラーからPC→ドライブ名を選択し、右クリック→プロパティを選択して「全般」という部分をクリックすると、ディスクのクリーンアップという機能を使うことができます。 このディスクのクリーンアップという機能は、不要な一時ファイルやゴミ箱のファイル、システムが作成したエラー報告用ファイルなど、削除しても動作に支障のないデータを探して削除してくれる機能です。
一度に数GBの容量を空けてくれることもありますが、日ごろからこまめに行っておくとパソコンの動作が安定します。

3.3ウイルスを駆除する

ウイルスを疑う症状が出ている場合、まずはネットワークからパソコンを切断し、アンチウイルスソフトを使ってパソコンのスキャンを行います。
ウイルスが検知されたら検知されたウイルスの種類を確認し、原因となったファイルや感染源のデータなどを破棄しましょう。
ウイルスによって破壊されたデータがある場合は、システムクリーナーなどで修復することができます。

3.4不要な常駐ソフトを無効にする

パソコンの起動時に常に動いている常駐ソフトの中には、処理や動作をスムーズにするためのソフトなどが含まれています。
しかし、パソコンの機能性によってはそのソフトを起動しているよりも、閉じてしまったほうが動作が早くなることがあります。 目的が明確ではないソフトの場合、タスクマネージャーの詳細タブの右側にソフトの動作内容についての説明が書いてありますので、そこをチェックして不要なソフトの動作を無効にしてしまうとパソコンにかかる負荷が軽くなります。
ただし、タスクマネージャーの常駐ソフトの中には閉じてしまうとパソコンの動作に関わるソフトも多く存在しますので、閉じる前に本当に閉じても動作に影響がないかどうかを確かめてから閉じるようにしましょう。

④それでも解決しないときは?

色々な方法を試したけど動作がの速度が回復しないという場合でも、まだ諦めてはいけません。
以下の対処法が有効なことがありますので、サポートセンターや専門店に相談する前に試してみてください。

4.1パソコンを放電する

パソコンに接続している周辺機器やケーブル類などを全て抜いて、電源を切った状態でしばらく放置しておくという方法です。
この放電作業を行うと、パソコンの内部に溜まっていた電気が放出されてパソコンの回路が正常な状態になり、安定して動作するようになります。 放置しておく時間は機種によって異なりますが、数分から数十分程度放置しておけば十分に放電されます。
放電が終わったら周辺機器を接続しなおして、動作が安定しているか確認してください。

4.2パソコンを以前の状態に戻す

復元ポイントというバックアップデータを使うと、パソコンのデータを復元ポイントを作ったときに保存していた状態に戻すことができます。
ただし、新しく保存していたデータや作っていたファイルなどは消えてしまうことがありますので、消えてほしくないデータは作業前に外付けハードディスクやUSBなどに移しておきましょう。

まとめ

パソコンが遅くなったという症状は同じでも、パソコンの状態や使用しているソフトなどの環境によって原因はそれぞれ異なっていることがあります。 パソコンが遅くなってしまったら、まずは原因となるものを一つ一つ検証し、原因が特定できたら解決のための対処法を取る、という手順をきちんと踏んで解決しましょう。

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