プロ【厳選】PC(パソコン)の画面が消えたときの起動方法

今やパソコンは、日常の生活にあって当たり前のものになっています。そして誰もが普通に使えていることが普通になっています。だからこそ、不具合が発生してしまうと非常に困るのです。しかしパソコンがいくら高性能であったと言っても、絶対に壊れないと言うものではありませんよね。どんなことが原因で動かないのは、果たしてこれは故障なのかそうでないのか。その判断だって難しいものです。
当たり前に使えているものであるからこそ、急にトラブルには困るのです。ここでは、そんなパソコンのトラブルの代表的な事例からそれらへの対応策までを一通り、お話して参りたいと思います。 一番大切なのは、落ち着くこと どのような場合であっても同じですが、トラブルが発生した場合に大切なのは先ず落ち着くことです。どんなに慌てふためいてもそれで状況が好転するといことなどありえません。かえって余計なことをして状況を悪化させるのが関の山でしょう。
特にパソコンが動かないなどのトラブルで、火災発生したり貴方が怪我をすることなどありえないのですから落ち着いて対処するようにしましょう。そうすることで、原因も正確につかむことができます。原因が分かったら、対応策だってわかるでしょう。

先ず、最初は確認することから始めましょう

先程も申し上げたことですが、先ず落ち着いて頂くことが最も重要です。もし、他の作業も行っているのであれば先にそちらを片づけてしまう方が良いかもしれません。パソコンの復帰作業というものは思っている以上に時間がかかることが多いものです。ですから、他の作業などがあるとそちらも気になってしまい正しい処置が出来なくなってしまうことも考えられます。そのようなことにならないように、パソコンの復帰作業に集中できる環境を整えてから取りかかるくらいの気持ちで良いでしょう。

①なにかの作業中ではなかったか

パソコンでのトラブルが発生した場合、何かの作業を行っていた途中ということはないでしょうか。例えば、インターネットでネットサーフィンしている途中であったりワードやエクセルを使っていた最中であったりとかという場合ですね。ときには、何かのソフトを起動しようとしたときに起こったというようなことも有るでしょう。そのときの状態によ原因が分かることもあります。

インターネットを見ていた場合
インターネットはとても便利ですからついつい使ってしまうことが多いですよね。でも、このインターネット使用中というのはパソコンが動かなくなることも良く起きるのです。これはパソコンが故障しているというよりも、通信回線の容量が情報量に追い付かずに表示しきれなくなっているということがあります。特に複数の画面を同時に開いているときに起こりやすいものです。ネット通販をしながら、別の画面で商品の機能をチェックするなど、きっと誰でも気が付かずにしていることですが、これが大きな負担になっていることもあります。又、ソフトウェアをアップデートしていない為に起きることもあります。常に最新のものにアップデートしておくというのも防衛策としてはお勧めです。

ワードやエクセルなど使用中の場合
ワードを使っているときは文字の変換機能、エクセルを使っているときは、計算機能が常に作動しています。これらの作業はごく普通に行われていますので特に意識することも少ないのですが、情報量としてはかなり大きなものです。ですから、いったん躓くと、そこから先の作業が少しずつ遅れだしてあっという間にパソコンの動作そのものが遅くなっていくという場合もあります。これらの場合そのままにしておくことでパソコンの内部処理が追いついてきたら普通に戻ります。じっと待つというのも方法の一つです。

なにかのソフトを起動しようとしていた場合
この場合は、そのソフトそのものに欠陥があることが考えられます。バグと呼ばれるソフトそのものの不調がある場合などです。又、インターネット経由で無料ダウンロードしたソフトを起動しようとした場合などはそのソフトの安全性を改めて確認してから再度起動してみることをお勧めします。

②起動前かその後かによって違ってくる

パソコンは電源をいれてすぐに使えるものではありません。最初は、スタート画面から始まります。このスタート画面になると、既にパソコンが使用できる状態になっていると思っておられる方がとても多いのです。このとき、パソコンは画面を表示しただけであって内部では様々なソフトを起動させるための準備をしているのです。ちょうど、開店前のお店に電気がついても中では開店に向けての準備をしているようなものです。開店する準備が整ってから、扉を開けますよね。それと同じように、まだパソコン本体が起動し始めたばかりですから各ソフトを正常に動かすところまでは準備が整っていないのです。まるで止まってしまったかのように見えますが、パソコンは着々と準備を整えています。こちらも時間をかけて待つことでちゃんと回復してくれるのです。

③その他の場合

一見して故障と勘違いしてしまいがちですが、そうでは無い場合もあります。特に多いのは電源を入れてすぐにパソコンの画面が真っ暗になっているときです。テレビの仮面はリモコンの電源ボタンを押すとすぐに画像が現れますよね、これと同じような感覚でいた場合に真っ黒な画面のままでいることに不安を感じられる方が多いようです。テレビは、電源は別にあってリモコンはその補助機能ですからすぐに点くのです。ですから、真っ黒な画面であってもしばらくすればちゃんと点くのです。
電源という点では、電源スイッチを押して反応するかということもチャックできるでしょう。Windowsタイプのパソコンは電源をいれると、ピッと短い音がします。機種によって差もありますが、概ねそれらに近い音がします。まったくの無音だったりしたら、電力が通っていないことも考える必要があります。この場合には、素人の手におえるものではありません。

どんな状態のときに動かなくなったのか

パソコンが動かないと言う場合、どんな状態のときに動かなくなったのかということもとても大きなポイントになります。これを正しく把握できれば、速やかな解決に近づくことは間違いありません。しかし、その判断を誤ってしまうと間違った対処をして状況を更に悪化させてしまうということにもなりかねません。
正しく実態を確認して、原因が分かれば対応策だって分かってくるものです。

① 起動完了しているかを確認

パソコンがきちんと起動しているかどうか、これは最初の確認しておくべきポイントになります。起動が完全になされているかということは次の各点を見て確認してください。

画面の表示
Windowsタイプのパソコンは、起動が終わると画面の下の方にタスクバーが表示されます。このタスクバーに橙色での表示が出ているときはなにかの異常を知らせています。時にはそれが点滅していることもありますので、そのような表示を見つけたら、必ず確認してください。

マウスポインターはあるか
マウスの動きと同調して画面を移動する矢印がマウスポインターです。これが無かったり、マウスを動かしてもポインターが動かない場合にもトラブルが考えられます。これらの現象が合った場合はキーボードも正常に作動しない可能性があります。キーボードのWindowsキーを押して、スタート画面になるかスタートメニューが開くかを確認しましょう。マウスが使えないのに、キーボードが使える場合はマウスのトラブルということです。逆の場合もあります。どちらでもない場合は、接続端子やUSB機器などに異常があると考えられます。又、応答なしとかフリーズなどのパソコンそのもののトラブルということも考えられるでしょう。

フリーズした場合
パソコンがフリーズすると一切の動作ができなくなります。まさに凍り付いてしまった状態ですね。この状態になるとパソコンの画面にある現在の時刻表示も停止します。このときに不必要に様々な動作をおこなうと内部トラブルを発生させます。一旦、電源を切るか強制終了させて再起動させるようにしましょう。

②OSはちゃんと起動するか

OSがちゃんと起動しているかもとても大きなポイントになります。OSはパソコンを動かすための一番大切なプログラムです。通常は、パソコンを起動すると最初は真っ暗な画面になり、次第に様々な動きが見えてきます。このとき、パソコン本体ではハードディスクが動き、ランプも何度か点灯を繰り返します。このような状態であればそのままにしておくと自然とパソコンが立ちあがってくれます。
しかし、この真っ黒な画面のまままったく変わらない場合や、画面が真っ青になるブルースクリーンと呼ばれる状態になった場合はメーカーのサポートダイヤルに電話するか専門のパソコン修理業者に依頼しましょう。これらの場合、パソコンそのものに重大なトラブルが発生していることが考えられるので素人判断はかえって事態を悪化させてしまいます。

③電源そのものが反応しない

メモリを増設するには、スロットと呼ばれる部分が空いている必要があります。
このスロットという部分にメモリを差しこむことで、物理メモリが増設できるという仕組みになっているからです。
多くのノートパソコンの場合、メモリスロットはバッテリーを外したさらに奥の部分についています。 過去に一度も増設をしたことがない場合スロットの空きがあるかどう電源そのものが反応しない場合にはケアレスミスで済むか、重大なトラブルになってしまうかのどちらかになります。

なんといっても、一番最初に確認するのは電源ケーブルです。まさかと思うかもしれませんが、どんなに手を尽くしても回復しなかったパソコンの原因を突き詰めていくと電源ケーブルがコンセントに刺さっていなかったというような笑い話も意外と多いものです。まず、最初にコンセントに刺さっているかを確認するようにしましょう。
電源タップなどの異常も確認します。電源タップに埃が詰まっていたり、無理に折り曲げたことで断線してしまっていたりすると電気が通らないこともあります。これらの場合は漏電などになってしまうこともありますので、これが原因であった場合は、きちんと清掃するか、新しいものと交換しましょう。 かという点は心配ないように思えますが、最近の薄型ノートパソコンの中には薄さの追求のために増設用のスロットを搭載していないという機種もあるので注意が必要です。
その場合はノートパソコンの説明書に増設が不可能である旨が記載されていますので、必ずチェックするようにしましょう。

今すぐにできること

使用できるメモリや規格などを確認し、ノートパソコンのメモリも不足していることを確認したら、いよいよメモリを取り付けて増設していきます。
様々な原因を見てきましたが、これまでの対策である程度のことは予防出来て初期の対応は出来ていると思われます。しかし、それでもどうしようもないというときは先ず次の二つの方法を試してみて頂きたいと思います。状況により使い分けることになりますが、通常の対応としてはこれが最後の手段と考えて良いでしょう。これで無理なら、プロに頼むこととなります。

パソコンからの応答が無い場合

パソコンからの応答が無い場合には強制終了という方法があります。通常の処理ではありませんのであまり何度も使うものではありません。しかし、最後のやり方として覚えておくと良いでしょう。
キーボードのCtrlキーとAltキー+Deleteキーを同時に押すことでタスクマネージャという機能を使うことができます。これでいま使っている機能を全て無効にしてパソコンを強制的に終了させるのです。
まったく何も動作指示を受け付けないようになっている場合でもこれだけはパソコンが認識してくれます。強制的に終了処置をしますのでされまでに使っていたものの全ての記録もなされません。作業中のファイルを保護しておくと言う面からも、普段からこまめにセーブし保存しておくことをお勧めします。
また、完全にフリーズしてしまった場合には、キーボードからの指示もまったく受け付けなくなっていることも有るでしょう。このような場合は電源スイッチを押して電気の供給そのものをストップしてしまうという手段があります。電源長押しという名前で説明されていることもありますが、まさに最後の手段です。この操作をフリーズしてしまったパソコンで行うとパソコンそのものに深刻なダメージを与えてしまうこともありますので多用する方法とはいえません。もし、どうしてもという場合であってもハードディスクの作動確認ランプが消えていることを確認してから行い被害を最小限度に食い止めるようにしてください。どうしても心配なら、有料のサポートサービスを利用するのも良いでしょう。 ごく珍しい例として、電源供給も出来ているのにどうしても作動しないということもわずかながらあります。このような状態になったものは、とても素人の手に負えるものではありません。もっとも適切な方法はそのパソコンのメーカーに問い合わせてみることです。電気屋さんなどでの修理を行ってくれるものもありますが、深刻な被害を受けたパソコンはその本体を作ったメーカーに任せることがもっとも安心と言えるでしょう。
どのような場合でどのような処置を行ったとしても、パソコンの復旧はできてもデータの復旧まではできないことが多いものです。仕事であったとしても、プライベートであったとしてもデータは常に保管しておく癖を付けましょう。クラウドサービスなどを利用して安全に保管すると言う方法もありますし、自分の手元に持っているUSBメモリーなどに同じデータを二か所に分けて保存しておくだけでもかなりのリスクが軽減できます。
パソコンの利便性は間違いのないものです。しかし絶対に壊れないものは無いのですから、自分なりの対策を取っておくことも大切です。

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