【感動】PC(パソコン)が動作が重いの解決!メモリ増設して快適に利用

パソコンは、インターネットでいろいろな調べものをしたり、動画を視聴して楽しんだり、オンラインゲームをしたり、そのほかさまざまな作業ができる便利なツールですが、その精密さゆえ、不具合やトラブルが発生しやすい機械でもあります。 特に、パソコンで作業中に急に画面が固まって動かなくなったり、ファイルやデータを選んでもなかなか開けなかったりして「動作が重い」と感じると、とてもイライラしてしまいますよね。 そういった不具合にはいくつか理由が考えられますが、おもにパソコンの「メモリ不足」が原因といっていいでしょう。
「パソコンのメモリが少ないとどうなるの?」、「そもそもメモリってどういうもの?」そんな基本的な知識から、だれでも簡単にできるメモリ増設方法について解説していきます。
これでパソコンの動作が重くなるイライラとはおさらばできるはず!

①メモリが少ないとどうなるの?

 

1.1パソコンのメモリってなに?容量とは?

まず、そもそもパソコンのメモリとはなんなのかご説明しましょう。 メモリとは英語で「記憶」という意味があります。
パソコンのメモリは、膨大な情報を記憶するための役割があり、パソコンに積まれたメモリの容量によって、どのくらいの量が記憶できるのか異なります。 メモリの容量は、1MB(メガバイト)や1GB(ギガバイト)などの単位で表され、容量が大きければ大きいほど作業スピードが速く、複雑な作業も可能になるのです。
そのため、パソコンの使用目的がネットサーフィン程度なら1G~2G程度でも十分ですが、動画の編集やプログラムを組むなどの作業をおこなう場合には、少なくとも4G以上、できれば8G以上の容量があるハイスペックなパソコンを選ぶのがいいでしょう。
最初から容量の大きなパソコンを選んでいれば、メモリ不足で動作が重くなる心配もありません。

1.2メモリの容量は作業台の広さ

基本的にパソコンのデータは、すべてHDD(ハードディスク)に保存されているのですが、HDDがデータを長期的に保存できるのに対し、メモリはデータを一時的に保存できるようになっています。
そのため、パソコンの電源を一旦落とすと、メモリに保存されたデータはその都度消えてしまうのです。 よく言われることですが、HDDが膨大なデータをしおまっておく本棚だとすると、メモリはすぐに必要な情報を引き出して作業することができる「作業台」にたとえられます。
作業台が広ければ、その分いろいろな作業がしやすくなりますよね。
また、わざわざ本棚へ行って必要なデータを探すより、作業台で開きっぱなしにしている資料を探す方がよりスピーディーに作業が進められます。

1.3再起動したり余計なソフトを削除して容量を抑える

ちょくちょく電源を落としていれば、メモリに蓄積されたデータも消去されるので動作が重くなることはありませんが、複数のソフトを同時に使用したり、長時間パソコンで作業を続けたいのならば、大容量のメモリは不可欠です。 もし、動作が重くなって、画面に「メモリが不足しています」という表示が出た場合には、一旦電源を落として再起動すれば、とりあえず動作は軽くなるでしょう。
ほかにも、使用していないソフトを閉じたり、あまり使わないデータを削除したりすれば、一時的に動作を軽くすることも可能です。

②あなたのパソコンは増設可能?メモリの増設前にまず確認してみよう

パソコンを購入するときにメモリの容量を少なく見積もってしまった場合や、後から作業が増えてメモリ不足になってしまった場合、作業中にいちいち電源を落とすのは面倒ですし、作業中のデータも消えてしまうので、非常に不便です。 それなら、今使っているパソコンのメモリの容量を増やせば解決!と言いたいところですが、パソコンによってはメモリの増設ができない場合もあります。
まずは、パソコンの不具合がメモリ不足によるもなのか、メモリの増設は可能なのか、以下のことを確認してみてください

2.1パソコンに搭載されているメモリ容量をチェック

あまり詳しくない人は、パソコンのスペックについてもよくわからないまま購入して使い続けていることが多いので、まずは今お使いのパソコンにどのくらいのメモリ容量があるのか確認してみましょう。 現在のメモリがどのくらい使われているのか、残り容量はどのくらいあるのかを知るには、「タスクマネージャー」のメモリ項目を表示させます。
タスクマネージャーを起動させるには、[Ctrl]+[Alt]+[Delete]ボタンを同時に押すか、左下のウインドウズボタンを右クリックしてタスクマネージャーを選べばOK。 タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブをクリックし、メモリの項目を選択すると、現在のメモリ容量がわかります。

2.2現在のメモリの使用率をチェック

グラフの右上に表示されているのが、もともとパソコンに搭載されているメモリ容量(画像だと4.0GB)、使用中のメモリは3.5GBで全体の88%を占めているので、これ以上作業を続けると動作が非常に重くなる可能性があります。
このときは、複数のソフトを同時に長時間使い続けていたので、その蓄積分でメモリ容量はかなり圧迫されているということです。 スムーズに動作を続けるなら、常に60%くらいの使用量をキープするのが理想的ですので、それほど長時間使っていないのに割合が高いという場合には、メモリを増設した方が安心でしょう。
ただ、メモリの使用率がそれほど高くないのに動作が重くなっている場合は、パソコン自体が古かったり、HDDの容量がいっぱいだったりといった別の原因も考えられます。

2.3パソコンにメモリ増設可能か確認する

それでは、メモリ容量に余裕がなかった場合、そのパソコンにはメモリを増設できるかどうか確認してみましょう。
メモリは、デスクトップパソコンとノートパソコンでも種類が異なりますし、OS(windows7や10など)によっても対応するものが違います。
また、パソコンによっては、これ以上メモリの増設ができない可能性もあるので、事前に増設可能かチェックしないといけません。 確認する項目は、増設するパソコンに対応しているメモリの種類、搭載されているメモリ容量、増設できる上限の3つです。 メモリの種類は、時代によって開発された規格がが異なり、「DDR」のあとの数字によって判別されます。
このメモリの規格が使用しているパソコンに合わないと、メモリを増設することはできません。 お使いのパソコンがどのメモリ規格なのか調べるには、パソコン本体のカバーを開けて、マザーボードを確認するのですが、パソコンを自作する人でもないと慣れていなくて難しいですよね。
簡単にメモリの規格を調べるには、「CPU-Z」というフリーソフトを使用したり、パソコンの仕様書や説明書を確認したり、メーカーの公式ホームページで確認するなどの方法があります。 説明書や仕様書がお手元にある場合は、まずはそちらを確認してみてください。
そこに、増設できるメモリスロットの数や、メモリの上限なども記載されていますので、少しめんどうですが、お使いのパソコンのことをきちんと知ることから始めてみてください。
手元に何もない場合は、とりあえずパソコン本体に記載されている型番と「メモリ増設」などのキーワードで検索してみると、必要な情報が出てくることと思います。 そうやって検索した結果、パソコンの詳しいスペックを知ることができます。
この場合、メモリの最大容量やメモリの規格、空いているスロットの数などがわかりましたので、必要な増設メモリを購入できるようになりました。
ただ、最終的にはメモリを増設する際には、パソコンのカバーを開けて内部を見ることになるので、先に慣れておいた方が作業しやすくなるかと思います。

③実際にメモリを増設してみよう

メモリ増設に必要な情報が入手できたら、実際に増設してみましょう。

3.1用意するもの

・増設用メモリ
必ず必要になるのが、パソコンに増設するメモリです。
上記の方法で対応メモリを検索し、そのままネットで購入するのがもっとも手っ取り早いでしょう。なお、もしスロットに空きがなくメモリを増設できない場合は、より容量の大きいメモリに「交換する」ということも可能です。
メモリは、緑色の基板にICチップなどの部品が装着してあるもので、静電気は大敵ですので素手で触らないようにしてください。 ・静電気防止手袋
パソコンの内部やメモリに触れる場合は、帯電しにくい手袋をはめて作業すると安全です。 ・パソコンの取扱説明書
メモリを増設するには、パソコン本体のカバーを外して直接メモリを組み込むことになるので、仕組みを把握するために説明書があった方が安全です。 ・ドライバー
パソコン本体のカバーを開けるのに、ネジを外す場合があるので、ドライバーも用意しておきましょう。

3.2デスクトップパソコンの場合

デスクトップパソコンの場合、本体の後ろの部分に開けられるカバーがついていますので、ドライバーでネジをゆるめてカバーを外します。外したネジはなくさないように保管しておきましょう。
※パソコンに接続しているUSBやケーブルはすべて抜いて、電源は必ず切っておいてくださいね! カバーの外し方などは、パソコンの説明書を見ながらおこなえばわかりやすいです。
メーカーやパソコンの種類によっても異なりますが、カバーを外すことができればメモリを差し込む位置はすぐ目につく場所にあるので、わかりやすいでしょう。
ほかの部品にはさわらないように気を付けてください。 カバーを開けると、メモリの幅と同じ大きさのスロットがありますので、左右の留め具を外して、メモリの切り欠き部分とスロットの凸部分に合わせてメモリをゆっくりはめ込みます。
ザクっとした手ごたえがあってきちんと差し込めたら、左右の留め具が元に戻って、メモリが抜けなくなりますので、しっかりはまったかどうか確認してください。 しっかりはまっていないと、電源を入れた際にショートしたりする恐れもあるので、確実にはめ込んで、ぐらつきや傾きがないかチェックしてくださいね。
増設の作業自体はこれでOKです。カバーを元に戻して、後でメモリ容量が増えているかパソコンを起動して確認します。

3.3ノートパソコンの場合

ノートパソコンの場合は、本体を裏返してバッテリーを外し、メモリスロットがある部分のカバーを外し、増設メモリをななめに差し込んでゆっくり押し込んではめ込みます。
カバーを元通りにはめて、パソコンを起動させてメモリが増えているか確認します。

3.4最後にメモリが増えているか確認

デスクトップパソコンもノートパソコンも、作業が終わったらパソコンを起動させて、メモリが増えているか確認してみましょう。
確認方法は、メモリ容量を表示させたのと同じ、タスクマネージャーのパフォーマンスタブからメモリ容量を見てみてください。
搭載されているメモリ容量がしっかり増えていればメモリ増設は成功。もし変化がないようなら、再度電源を切ってもう一度増設メモリを抜き差ししてみてください。 それでもうまくいかないようなら、メモリ自体の初期不良や故障が考えられます。
特に、メモリの金色の端子部分はちょっとした静電気などでも簡単に不具合を起こしますので、絶対に触らないようにしましょう。
初期不良の場合は、購入したメーカーに問い合わせをして、返品や交換が可能か確認してみてください。

3.5簡単に使えるUSBメモリなども検討する

これ以上メモリを増設できない場合や、自分でメモリを増設するのが面倒な場合は、USBに挿すだけでデータを保存できるUSBメモリやSDカードなどを検討するのもおすすめです。 USBメモリは、パソコンのメモリ自体を増やせるわけではありませんが、保存するデータを一時的に別の場所に移せるので、パソコン本体に保存する容量を軽くすることはできます。価格も安くて使い方も簡単、持ち運びにも便利ですので、いくつか用意しておくと、いざという時にも役立ちます。

まとめ

パソコンの動作が重くて悩んでいる人の中には、メモリ増設には興味があっても、種類がよくわからない、パソコンのカバーを開けるのに抵抗があるなどの不安から、なかなか実行できない人も多いのではないでしょうか。 確かに、メモリの規格は複雑ですし、パソコンに詳しくないとカバーを開けるのすら難しく感じますが、実際は作業自体はとても簡単です。
メモリの規格についてはわかりにくいことも多いのですが、お使いのパソコンの仕様を調べていけばすぐに答えが出ることでもありますので、まずは調べることから始めてみるといいでしょう。 また、増設メモリの価格が高くて購入するか迷うという場合は、不要なソフトを削除したり、パソコンのクリーンアップをするなど、手軽にできる方法を試してみるのもおすすめです。
何年も使っていてパソコン自体が古くなっている場合は、容量の大きい新しいパソコンに買い替えた方が、コストパフォーマンスが高くなる場合もあります パソコンの動作を軽くする対策はいろいろありますので、できることからトライしてみましょう!

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