今すぐお試し!PCやスマホがインターネットに接続しない時の4つの解決策

仕事やちょっとした調べもの、SNSでの交流、ネットショッピングなど、日常生活の中のさまざまな場面でインターネットは利用されています。
インターネットは現代の人々の生活に欠かせない存在となっているほど非常に便利なものですが、突然繋がらなくなってしまうとやりたい作業が何もできず、困ってしまいますよね。

そのようなとき、パソコンやインターネット接続にあまり詳しくない方は、詳しい人に見てもらったり、専門の業者に相談したりすることもあるのではないでしょうか。
しかし、実はインターネットに繋がらないときの解決策さえ知っていれば、自力で対処できる場合が多いのです。

この記事では、インターネットに繋がらない場合の主な原因と解決策を解説していきます。
簡単な方法ですので、自力で解決できるようになりたいと思っている方はぜひこの記事を読んで、試してみてください。

1.インターネットに繋がらない主な原因4つ

まずはインターネットに繋がらないときに考えられる主な原因をご紹介します。
ほとんどの場合は、以下の4つの原因のどれかであると思われますので、いざという時のために覚えておくと良いでしょう。

①パソコン自体に原因がある
②モデム・ルーター機器に原因がある
③ネットワーク接続の設定に原因がある
④セキュリティ対策ソフトの設定に原因がある

①から④まで順番に一つ一つ簡単に解説していきますので、ご自身のインターネット接続環境と照らし合わせて読んでみてください。

原因①パソコン自体

まずはスマートフォンやタブレットなど、インターネットに繋がらないパソコン以外の端末を用意し、それらの端末でもインターネットに繋がらないのか確認しましょう。
特定のパソコンのみが繋がらない場合は、内部部品の故障やウィルスの感染など、そのパソコン自体に原因があるということが分かります。

原因②モデム・ルーター機器

すべての端末がインターネットに繋がらない場合は、モデムやルーターに原因がある可能性があります。

モデムとは、インターネットに接続するための装置です。
パソコン1台に対してモデム1台が必要なのですが、ルーターを使うことで、複数の端末でインターネットを利用するようにすることができます。
モデムとルーターの電源がオフになっていたり、LANケーブルが抜けていたりすると、インターネットに接続することができません。

原因③ネットワーク接続の設定

パソコン自体にもモデムやルーター機器にも問題がないけれど、インターネットに繋がらない場合、Wi-Fiのアクセスキーとパスワードが間違っているのかもしれません。
「O(オー)」と「0(ゼロ)」のように、見分けのつきにくい文字を間違えている可能性もあります。

原因④セキュリティ対策ソフトの設定

ウイルスへの感染を予防するためや、ウイルスの駆除をするために、パソコンにセキュリティ対策ソフトを入れている方がほとんどだと思います。
安全にインターネットを利用するために必要なセキュリティ対策ソフトなのですが、このソフトが原因でインターネットに繋がらないということもあります。
セキュリティーが強すぎてLANの設定をブロックしてしまったり、インターネットサービスとの相性が悪かったりということが原因となっている場合もあるのです。

2.インターネットに繋がらない際にやっておくべき解決策4つ

2.1解決策の前に確認すること

解決策を試す前に、確認しておくことがあります。
さまざまな解決策を試したり、業者に問い合わせをしたりした後になってから初歩的なミスに気付くことになっては、時間が無駄になってしまいますので、必ず確認の作業から始めましょう。

確認するのは下記の4つです。
①インターネット料金の支払いを確認
②パソコンの状態を確認
③無線・有線LANを確認
④モデム・ルーターを確認
それぞれの確認事項についてご説明していきます。

確認①インターネット料金の支払い

まず、インターネット料金の支払いがされているかの確認をしましょう。
インターネット料金の支払いを引き落としで行っている場合、残高不足によって料金が支払われていない可能性があります。
インターネット料金の支払いがされていないと、回線が止められてしまいますので、残高が不足していないか日頃からしっかり確認しておきましょう。

確認②パソコンの状態

パソコンのWi-Fiの設定がオンになっているか、Wi-Fiのアクセスキーとパスワードの設定が間違っていないか確認をします。

確認③無線・有線LAN

無線LANで接続している場合は、無線LANの電源がオンになっているか確認し、有線LANで接続している場合はケーブルがきちんと繋がっているか確認しましょう。

確認④モデム・ルーター

停電や落雷などによりモデムやルーターの電源が切れてしまったり、作業の途中でたまたま電源に触れてオフにしてしまったりということも考えられますので、モデムやルーターの電源が入っているかの確認をします。

2.2解決策4つをご紹介

ここからは、インターネットに繋がらないときの具体的な解決策をご紹介していきます。
確認の作業を行っても、インターネットに繋がらない原因がまだ分からないという場合は、今からご紹介する解決策を順番に試しながら原因を探っていきましょう。

解決策とは、下記の4つです。
①パソコンの再起動
②モデム・ルーターの再起動
③LANケーブルの確認
④セキュリティ対策ソフトの一時無効化
①から順番にご説明していきます。

解決策①パソコンを再起動させる

一番最初にやるべきことは、パソコンの再起動です。
一時的に端末に不具合がある場合は、大抵は再起動で直ります。
非常に簡単な方法ですが、この方法で直る場合が多いので、試す価値は充分にあります。
まずはパソコンを再起動させてみましょう。

解決策②モデム・ルーターを再起動させる

パソコンの再起動でも直らないときは、パソコンの電源を落としてからモデムとルーターの電源コードをコンセントから抜きます。
そして10秒ほど経ったら電源コードをコンセントに挿し直します。
その際、モデムとルーター間の配線がしっかり繋がっているかも確認しておきましょう。
その後パソコンの電源を入れ、インターネットに接続できるか試してください。

解決策③LANケーブルの確認をする

有線LANの場合は、LANケーブルの断線や、LANケーブルを挿すための接続口であるLANポートの故障が原因の可能性もあります。
LANケーブルやLANポートが原因ならば、新しいものに交換することによって解決することができます。

解決策④セキュリティ対策ソフトを一時無効化させる

セキュリティ対策ソフトを無効にし、インターネットに接続できるか試してみてください。
無効にすることでインターネットに接続できるようになるのなら、再び有効にした後にセキュリティ対策ソフトの設定を見直します。
セキュリティ対策ソフトをアンインストールしてから、再インストールを試してみることも良いでしょう。

セキュリティ対策ソフトを無効化した場合は、再び有効の状態に戻すことを忘れないようにしましょう。
無効になったままインターネットを使用し続けることは危険です。
また、ウイルスの感染が原因でインターネットに繋がらないということもあるため、その場合はセキュリティ対策ソフトでウイルスの駆除を行ってください。

3.それでも解決できない場合は?

これまでご紹介してきた方法を試しても解決せず、どうしても原因が分からない場合は、自力で解決することは難しいので、専門の業者の力を借りて解決しましょう。

3.1回線事業者に電話・メールをする

インターネットに繋がらないとき、回線事業者側でのトラブルや、メンテナンスを行っているなど、事業者側に原因があることも考えられます。
メンテナンスは事前に業者からの告知がされているはずですので、通知が来ていないか確認しておきます。

メンテナンスの告知もなく、しばらく様子を見てもインターネットに繋がらない状態が続くのであれば、回線事業者に問い合わせをし、原因を調べてもらいましょう。
電話やメールだけでなく、スタッフが自宅へ訪問してくれるサポートサービスもありますし、回線事業者以外でも、家電量販店などで相談できることもあります。

3.2機器の買い替え・修理

回線に何も問題がなく、パソコンやモデム、ルーターなどの機器の再起動や再設定をしても直らない場合は、機器そのものが故障している可能性があります。
自分で修理することは難しいので、買い替えか修理に出すことを検討しましょう。

故障かどうかの判断が難しいときは、メールや電話で業者に問い合わせるか、その機器を購入した販売店に行ってスタッフに相談します。
機器が故障していると業者が判断すれば、買い換えまたは修理に出す必要がありますし、故障ではないという場合は、設定の見直しなど、状況に合わせた改善方法をスタッフが説明してくれます。

3.3業者への問い合わせの際の注意

必要なときにインターネットに繋がらないからといって、焦ってすぐに業者に連絡をするのではなく、一度冷静になって考える時間を作りましょう。
業者への問い合わせの際に注意しておけなければならないことがあります。

それは営業時間が決まっていることと、リモートサポートサービスを受けるには利用料がかかることです。
この2つの注意事項についてご説明していきます。

注意①営業時間が決まっている

午前10時から午後7時までや、午前9時から午後9時までなど、業者によって営業時間は異なります。
あなたが利用する可能性のある業者の営業時間が何時から何時までなのか、また、業者の電話番号なども合わせてあらかじめ調べてメモをしておけば、いざというときも安心です。

しかし、インターネットに繋がらなくなったときに限って、業者の営業時間外だった、ということもあると思います。
急ぎの用事を済ませたいのに、インターネットに繋がらないせいで作業が全く進まない場合、営業時間までただじっと待っているしかないという状態は避けたいですよね。
たとえ営業時間内であったとしても、待ち時間がある場合もあります。

業者に連絡が取れたとき、何が原因でインターネットに繋がらなくなってしまったと思われるのか説明できる方が、よりスムーズに対処してもらえます。
それに、業者に連絡が取れるまでの間に、見落としていた原因に自力で気付くことができるかもしれません。
ですから、今回ご紹介した解決策を覚えておき、業者に相談する前に自分自身で原因を一つ一つ探ることができるようになった方が良いでしょう。

注意②リモートサポートサービスは利用料がかかる

回線事業者や、インターネットに繋がらないトラブルの解決業者のサポートサービスを受ける場合、利用料がかかります。
電話でのサポートは月額500円ほどですが、訪問サポートサービスは基本料だけでも5000円ほどかかってしまうことも多いですし、サポート内容によってはさらに料金が何千円、何万円も追加されてしまいます。

自分で対処できるはずのトラブルであれば、わざわざリモートサポートサービスを利用して料金を支払わなくても、無料で解決できます。
高額な料金を支払ってから後悔することのないように、できるだけ自力で解決できるようにしましょう。

4.【まとめ】解決策のおさらい

インターネットに繋がらない場合の自力でできる解決策をもう一度おさらいします。

①パソコンの再起動
②モデム・ルーターの再起動
③LANケーブルの確認
④セキュリティ対策ソフトの一時無効化

この中で特に大切なのは①と②です。
パソコンやモデム、ルーターなど、電源のオンオフのできる機器を再起動させてみることで、意外とあっさりと直ってしまうこともあります。
インターネットに繋がらない原因は一時的な不具合である場合が多いため、この方法が最も効果的と言えます。

インターネットが必要なときに繋がらなくなってしまうと焦ってしまいますが、専門の業者にお願いするのは、一通り自分で試してみてからでも遅くはありません。
とにかく、まずは再起動をするということを覚えておいてください。

スマートフォンやタブレットでも応用できる

「まず再起動する」という解決策は、パソコンだけではなく、スマートフォンやタブレットがインターネットに繋がらなくなったときにも有効な手段です。
とりあえずスマートフォンやタブレット、モデム・ルーター機器の再起動をしてみて、それでも改善しなければ、パソコンの場合と同様に設定の見直しなどを行います。

ただし、解決策を試す前に注意しておかなければならないことが一つあります。
それは、データ通信量の確認です。
自分で気が付かないうちにデータ通信量が上限を超えてしまったために、制限がかかってインターネットに繋がらなくなっていたり、通信速度が遅くなっていたりすることもあるからです。
この点に注意しながら、インターネットに繋がらない原因を一つ一つ探していき、解決策を試してみても原因が分からなければ専門の業者の力を借りましょう。

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