意外と多い自動車トラブル!フロントガラスの傷による修理や交換作業の流れ
日々の足として自動車に乗っていると大きな利便性が得られますが、同時に技術的な不具合などに遭遇することもあります。また、物理的なトラブルが発生することもありますが、そのひとつにフロントガラスが割れてしまう事態があります。
割れると言っても粉砕するような割れ方ではなく、いわゆるヒビ割れの状況ですが、フロントガラスという性質から考えるとたとえ小さなヒビであったとしても放置はできないものです。
そのため、その修理方法をお届けしていきます。また、そもそもなぜ頑丈なハズの自動車のフロントガラスが割れるのかなど、その原因や対策法、予防方法などもご紹介していきます。
①フロントガラスに傷?原因はナニ?
自動車のフロントガラスが傷ついたり、割れる原因には様々なものがありますが、ほかの原因が当てはまらずに最後の最後まで原因が不明ということであれば、イタズラの可能性を疑ってみましょう。もちろん、そのほかに思い当たる節があるのであればそちらが原因の可能性が高いのですが、何をどう考えても自分に過ちはないと判断した場合にはイタズラされた可能性があります。
なぜこのようなことをおこなうかは正直意味不明ですが、他人の車を無作為に傷つけている人間も世の中には存在します。つまり、個人的な恨みによってイタズラされるというよりは、たまたま運悪くそこにクルマを置いてしまっていただけということが多いのです。無論、怨恨という可能性もありますが、その場合にはそのほかにも何かの現象が身の回りで起こっているケースが高いため、そのようなものがなければ怨恨ではないイタズラの可能性が高いと言われています。
また、イタズラの具体的な内容としては石を投げつけられることが多いようです。こればかりは犯行をおこなった人間によるので千差万別と言えますが、やはり石などの堅いものを投げつけているケースが多いようです。また、それ以外にもビンや空き缶、ビー玉やパチンコ玉などのケースもあると言われています。
犯行をおこなう人間が大人のこともありますが、近所の子供や通りがかりの子供が遊び半分でイタズラしていくこともあると言われています。このような被害に遭った場合には即座に警察に被害届を出しておきたいものですが、同時にイタズラ防止のためにドライブレコーダーによる録画をおこなっていることを外からでもわかるように大袈裟に記載しておくなどの行為も忘れないようにしましょう。
1.1イタズラによる傷の可能性
パーテーションとは間仕切りのことです。目隠しの意味合いで設けられることも多い簡易的な壁という考え方もされます。この壁を木材や鉄材、色のあるプラスチックなどで準備して間仕切りとして使用することは可能ですし、実際に数多くあるパーテーションの中にはこのようなタイプのものもあります。
しかし、こうしたパーテーションの場合には素材の特性から考えて当然ですが、光を通しません。パーテーションに光が当たればその向こう側は影になるのです。
パーテーションを置くことによって太陽光や電灯の明かりなどをシャットアウトしてしまい、結果としてパーテーションの向こう側は明かりを得られないスペースになってしまうのです。その点、ガラス製のパーテーションはあくまでも原材料がガラスです。
これもご存知のようにガラスならば光を向こう側に通すことが可能です。そのため、パーテーションが設置してあっても向こう側が影になるようなことはないのです。壁を設けながらも光が通るというありがたい存在だからこそ、ここまで重宝されており、尚且つこれがガラス製のパーテーションの最大のメリットとも言えます。
また、数多くあるガラス製のパーテーションの中には完全に無色透明のタイプもありますが、曇りガラスのように向こう側が見えにくくなっているガラスを使用したパーテーションも存在しますので、プライバシーを確保しながらも明かりを通すことができるという、ほかの壁には不可能な行為が可能になる点も最大のメリットと言えるはずです。
1.2工事現場などで飛び石による傷の可能性
フロントガラスが傷ついたり、割れてしまう原因のひとつとして飛び石が挙げられます。道路は舗装された道であればアスファルト舗装となっているために石など有り得ないと思いがちですが、アスファルト舗装された道路でも日々たくさんの自動車が走ることによってアスファルトの一部が外れるなどして、それを自動車が跳ね上げてしまって、結果として後続車のフロントガラスに当たって割ってしまうということもあります。
また、舗装されていない道路の場合には砂利道ということもありますが、このような際にも大小様々なサイズの石が跳ね上げられてしまうこともあります。小さい石の場合には当たるだけで終わることもありますが、そこそこのサイズのある石ならばフロントガラスのように強度のあるガラスであっても簡単に割れてしまうことがあるのです。また、割れることはなくても傷つくことは十分考えられます。
さらに、小さな石であっても当たり方によっては割れてしまうことがありますし、スピードを出していれば余裕で割ってしまうこともあります。また、工事現場付近の場合には舗装されているかいないかに関わらず、小石などが転がっていることも多いために、飛び石によるフロントガラスの被害が多いものです。
これは高速道路でも同じです。高速道路の場合にはスピードが一般道よりも大幅に上がっていますので、本当に小さな石であっても簡単に割れてしまうことがあります。そのため、前の車が地面にあった石を跳ね上げてしまい、それがフロントガラスにとっての脅威になる可能性もあるということを覚えておきたいものです。
1.3その他の飛来物による不可抗力
道路を走っていると自分には一切責任がないものの、結果としてフロントガラスを傷つけたり、割ってしまうような飛来物に遭遇することもあります。このようなケースもありますので、ぜひとも覚えておきましょう。避けることができればベストですが、避けられない状況で尚且つフロントガラスに当たってから気づくということがほとんどなので、これは仕方がありません。
そして、どのような飛来物があるかといえば、ひとつは荷物を運搬するトラックやダンプカーから落ちた何かです。廃棄物や土砂、解体したコンクリート塊などを運搬している車両も世の中には多数あり、上にシートをかけただけで走っているケースも多々あります。また、中にはむき出しの状態でこれらを運んでいる場合もありますが、道路を走っている最中の衝撃によって積載物の中から石や大きめの砂利、鉄の塊やコンクリートの塊などが落ちてしまうこともあります。
これらが直撃もしくは前の車が跳ね上げるなどしたときにフロントガラスを傷つけたり、割ってしまうことがあるのです。そして、窓ガラスに何かが当たった音が聞こえても、その瞬間にはキズがついたことに気付かないことも多いです。走行している時間帯にもよりますが、太陽光や対向車のライトなどによってキズや割れ目がうまく隠され、その日は気づかずに後日よく見たら気づくというケースも多いものです。
また、決して真似してはいけないことですが、道路を走りながら空き缶や空き瓶などを窓から投げ捨てるという信じがたい行為をおこなうドライバーもいます。このような無責任で非常識な自動車の後ろを運悪く走ってしまえば、その飛来物によるガラス割れも考えられます。さらに各種道路標識や看板などのビスやネジなどが緩んでおり、日々の衝撃で少しずつ落ちそうになり、最終的に落ちてきたタイミングで運悪く自分の車をめがけて落ちてきてしまうということもあります。
これは本当に運が悪いとしか言いようがないのですが、このようなケースもあるのです。そのため、自動車で入っているときにフロントガラスが割れるような事態は考えられないと多くの人が想像しがちですが、これまで何もなく走ってこられたのは、ある意味では運が良かったわあけです。
実際世の中では多くの人が突然の飛来物のせいでフロントガラスに修理が必要な状況を迎えてしまっていますので、道路を走る以上はこうした事例もあることを覚えておき、尚且つすぐに気づかないことも多いために、あとになって原因がわからないなどと考えてしまうこともあると自覚しておきましょう。
1.4ガソリンスタンドの洗車機でキズ?
意外と知られていないことですが、ガソリンスタンドにある全自動の機械式の洗車機が自動車のフロントガラスをのキズやヒビ割れの原因を作り出していることもあるのです。ガソリンスタンドの名誉のために言っておくとこれはレアなケースと言えますので、そこまで頻度が高いわけではありません。
しかし、一定数は洗車機が原因になってフロントガラスに異常が起こることもあるため、ひとつのケースとしては覚えておきたいものです。なぜこのような現象が起こるのかといえば、機械式の洗車機では大きな洗車用のモップを回転させていますが、これが車体に当たった際に小さな傷をつけてしまうことがあるのです。
高速回転させながら車体に当てているためにこのような事態を引き起こしてしまうこともあります。無論、目には見えないほど小さなキズですが、これを何度も繰り返していると目立つようになることもあるため、気にしているドライバーさんも多いです。人によってはガソリンスタンドで洗車をお願いするにしても機械式を使わずに手洗いのみで愛車をキズから守っている人もいます。
また、この傷はフロントガラスにもついてしまうことがありますし、ひどい場合には割れてしまうこともあるのです。さらに言えば最初は小さな傷であっても何度も機械式の洗車機で洗ううちに同じ位置に何度もキズがついていき、やがては大きな傷に発展してしまうことがあります。そして、このキズの隙間に水分が入るとさらに傷口を広げてしまう場合があり、最終的にはヒビ割れが起こってしまうこともあるのです。
このような場合、長い年月をかけてヒビ割れを起こしているため、原因がわからずに焦るものですが、その原因がガソリンスタンドの洗車機にあるということもあるため、覚えておきたい情報と言えます。確実に傷を防ぎたいと考えるのであれば、多少高額にはなりますが手洗い洗車でお願いするか自分自身で洗車するようにしましょう。
1.5ワイパーがガラスに傷をつける?
自動車のフロントガラスを傷つける原因のひとつにワイパーがあります。フロントガラスに装着された唯一の部品ですが、これがフロントガラスを傷つける場合もあるのです。もちろん、ワイパーは雨の日に常に稼働するため、基本的にはキズをつけたりしませんし、傷つけないように設計されています。
しかし、たとえばワイパーのゴムの部分に異常が生じているケースや外れている場合、もしくは極度にすり減ったものを放置しているような場合にはワイパーの柄がそのままガラスに当たる可能性もあります。このような場合、雨が降ってきたということでワイパーを稼働させた時点でキズをつけてしまう可能性もあるのです。
また、ワイパーの設置がおかしくなっていたり、何かの衝撃を与えてフレームを捻じ曲げてしまったものの、そのまま放置していたような場合にも同様の結果を生み出す可能性があります。この場合、本来の軌道よりもガラス側をワイパーが稼働することとなり、下手すればガリガリというレベルで傷つけることもあります。
このワイパーが原因のキズは、ほかのキズよりも厄介です。たとえば飛び石などでフロントガラスにキズがつくとしても、数ミリのサイズでおさまります。あくまでも石の当たった部分だけが傷つく形です。しかし、ワイパーはフロントガラスを横断するように動く装置ですから、円を描いてキズをつけてしまう恐れもあるのです。
無論、一部にしか付かないケースもありますが、運が悪ければワイパーのスタート地点からゴール地点まで、綺麗な半円状の傷が入ってしまうこともあるわけです。そうなると誤魔化し様もありません。
さらに、雨の日はフロントガラスに雨粒がついているために、異音を感じておかしいと思いつつも、まさかワイパーがフロントガラスを傷つけるようなことはないと思ってそのまま稼働を継続してしまい、傷がどんどん深くなっていくというようなケースも稀ではありますが存在します。
そのため、このような傷はあとあと代償も大きいため、ワイパーという装置も定期的にチェックし、目視で異常がないことを確認しておきたいものです。雨が降らなければ使用しない設備なので、季節や天気によっては長いこと使わないものでもあります。
だからこそ、長いこと以上に気付かないまま放置してしまうこともありますので、意識して確認する姿勢が重要となります。
1.6フロントガラスの凍結を解凍してキズや割れ?
フロントガラスにキズが入ったり、亀裂のような割れが生じるケースのひとつには、冬場のフロントガラス凍結時に間違った対応をしてしまった場合も挙げられます。どういうことかといえば、当たり前ですが自動車は基本的に屋外に置いておくものです。そのため、冬場の真夜中に外に置かれたままとなりますが、この際にフロントガラスの表面についた水滴があれば、それを凍らせることがあります。
また、雪が少しでも降ればそれが凍結します。手で払おうとしてもすでに凍っているためにガリガリと削っていかないとはがれてくれません。このようなとき、熱湯をかけて凍った箇所を溶かしてしまう方もいます。たしかに効率よく氷を水に変えるためには最適な方法です。
しかし、フロントガラスにとっては脅威なのです。いくら強度のあるフロントガラスであっても、つい先ほどまで極寒の中で冷えていたガラスが急に熱くなるわけですが、このような温度の急激な変化によってガラスは膨張する可能性があるのです。そのため、この膨張によってガラスがそれまで保っていた力関係のバランスを崩してしまい、亀裂を生じさせてしまうこともあります。ガラスコップに熱湯を注ぐと割れることがありますが、あれと同じ理屈です。
つまり、凍結を解凍するために良かれと思ってお湯をかけると、フロントガラスに問題が発生する場合もあるわけです。これを意外と知らずに冬場は特に熱湯をかけているドライバーさんもいますが、できればやめておきたい行為です。もちろん、これまでお湯をかけても特に異常がなかったという人も多いはずです。
しかし、それは運が良かっただけとも言えます。お湯をかけたことによってフロントガラスの全面に亀裂が入ってしまい、もはや交換しか選択肢がないという状況に追い詰められるケースもあるのです。
そのため、手間はかかりますし、手が冷えますが、フロントガラスの氷は地道に手で取り除くか、エンジンをかけてその熱で少しずつ温めていくようにしましょう。
②フロントガラスの傷は放置してはダメ?
自動車のフロントガラスにキズが入ってしまったとき、即座に修理する人が多いですが、一方では小さなキズだと放置するという選択をする人もいます。たしかにフロントガラス全体のサイズから考えた場合に、数ミリ程度の傷は無視しても問題ない範囲と考えてしまうかもしれません。
しかしながら、そのガラスはただのガラスではなく自動車の全面にあるフロントガラスなのです。自動車に乗っている人々を守っている盾ともいえる存在ですから、今後のことを考えてフロントガラスの傷はたとえ小さくても甘く見ないようにしましょう。
放置することを避け、すぐさま修理すべき理由をご紹介します。
2.1大きな亀裂に発展する可能性がある
フロントガラスに些細なキズが付いた場合、落ち込みはするものの修理費用をその程度のサイズの傷で払うのは嫌だと、修理をしないまま放置する人もいます。たしかに心情としては理解できますが、ガラスの傷は放置することによって傷口を広げてしまう恐れもあることは覚えておきましょう。
つまりはガラスに入った亀裂などが当初は小さくても、それを放置する期間が長くなればなるほどに大きく広がっていく可能性があるのです。特に水分の影響によって傷口が広がることが多いのですが、自動車のフロントガラスに水を当たらせないようにすることはほぼ不可能です。
そのため、自動車を使用していく以上、最初が小さかった傷がどんどん大きくなっていく可能性があり、そうなれば修理の手間暇やコストも増大していく可能性があります。さらに言えばカラスにキズが入るだけではなく深い亀裂が生じるなどして本当に割れてしまう恐れもあります。
このようなリスクを考えますと早めの修理が最善の策と言えます。経済的な事情や割れた際の事情によっては修理費用を払うことに後ろ向きな気持ちを持ってしまうこともあるかもしれませんが、早めの対処が結果的に経済的な手段でもあるのです。
また、そもそも自動車には車検制度があり、傷がついたままではこの車検を通らない可能性もあります。つまり、自動車を走らせることができないわけです。やはり安全性に厳格であることが自動車には求められ、細部に至るまで様々なルールが決められています。
それはフロントガラスであっても同じですから、たとえ傷であってもそれによって車検を通してもらえないこともあるので、軽く見ずに修理や交換を検討していきましょう。
2.2ヒビが大きくなれば修理ではなく交換の可能性が高い
自動車のフロントガラスの小さな傷は修理工場に持ち込んだ場合、修理という形で対応してもらえる場合もあります。ただし、すべてのケースで修理対応してもらえるわけではなく、ガラス全体の交換となるケースもあります。この違いは傷の深さも影響していますが、もうひとつの要素が傷のサイズです。
やはり大きな傷になると修理では直せないケースがほとんどでフロントガラス全体の交換作業となります。目安としては500円玉のサイズを超えるほどの広がりがある傷の場合、もう修理では直せないと言われています。そのため、これ以下のサイズであれば可能かもしれませんので、まずは自動車の修理工場に持ち込んでプロの目で見てもらいましょう。
また、小さな傷を放置すると水や油、汚れなどが傷口に入って付着してしまったり、振動によってガラスのサイズがどんどん大きくなっていくことがあるわけですが、そもそものサイズは小さかったものの、放置したことによって修理不可能なサイズに成長してしまうということもあるのです。
そのため、ローコストで直したいのであればやはり放置は厳禁です。プロに直してもらえれば車検を通してもらえるサイズにまでリペアしてもらえることもあります。そのため、早めに修理を依頼しておくのが一番です。ただし、一旦修理した箇所に運悪くまたヒビが入ってしまうと、さすがに2度目の修理はプロに依頼しても不可能と言われています。
やはり耐久性の問題などが生じてきて車検の問題などもあります。さらに、自分自身の安全へのリスクも出てきますので、2度も同じ場所にヒビが入ってしまったような場合には交換を選びましょう。お金はかかりますが、安全というリスクを考えると仕方がないコストと言えます。
2.3即座に走行をやめるべき傷とは
飛び石などによってフロントガラスにヒビや傷が入ったとき、そのサイズが大きかったり、亀裂が広範囲に及んでいたりして、尚且つ視界が十分に確保できないなどという場合には、安全な場所に停車させたあとに保険会社やJAFなどに依頼してレッカー移動してもらうことも考えておきましょう。
いわゆる粉々になって割れるような窓ガラスとは違い、自動車のフロントガラスは大きな亀裂が入っても即座に割れてバラバラになるということは、よほどのことがなければ起こりません。
そのため、亀裂が入っていても少々の走行は可能ですから、一般道であれば安全な路肩やコンビニなどの駐車場に停めるようにしましょう。さらに高速道路の場合には事故を誘発させる恐れもあるため、可能であれば最寄りのサービスエリアまで移動した上で連絡を入れましょう。
ガラスが完全に割れないのであればそのまま走行してもいいと判断される方もいますが、そもそも視界が限られた中で運転するのはキケンです。さらに亀裂が入っているような場合、風圧などによって割れる可能性がないとも言い切れません。
また、次に何かの衝撃を受ければ割れる可能性もあります。その際、走行中に割れるような場合にはハンドルを握っている人はもちろん、車内にいる同乗者に向かってガラスの破片が飛んでくる可能性もあります。そのため、安堵せずに早めに走行をやめるようにしましょう。
③フロントガラスの傷と自動車保険
フロントガラスにキズが生じた際はもちろん、自動車のボディにキズがついた場合も、その傷がかなり大きく目立つものであれば多くの人は即座に修理を考えるでしょうが、中には放置する人もいます。
しかし、それにはデメリットがありますので、可能な限り早期に修理しておきたいものです。中にはコストを考えて修理に後ろ向きな人もいますが、自動車には自動車保険が存在します。そのため、この自動車保険をうまく適用してキズ修理をおこなう方法に関しても考えていきましょう。
3.1キズを発見したら即座に保険適用で直すべき?
基本的なことで言えば自動車についた傷はそれがフロントガラスであっても車体であっても即座に直すべきです。やはり傷は放置しておくことで、広がってしまうこともあるからです。ガラスであっても広がりますが、ボディの場合にはもっと深刻と言われています。ボディの傷は放置することでサビが生じてしまい、どんどん見栄えが悪くなっていくからです。
早期に直しておけばちょっとした補修で綺麗になるものが錆びのおかげで大掛かりな修理になることもあるのです。そのため、基本は早期修理が重要です。しかし、当然ながら修理となればお金がかかるため、これを避けたい人も多いはずです。ただし、自動車保険に入っていれば安心です。きちんとした書類を揃えれば費用は全額保険で賄ってもらえます。
そのため、保険を使った修理を前提に前向きに検討していきたいものですが、この際に今後の保険費用とのバランスを考えることも重要で、場合によっては保険を使わずに自腹で負担しておいたほうがお得なケースもあるということを覚えておきましょう。
3.2保険を使うと等級制度に影響が出る
自動車保険には等級制度があります。多くのドライバーは把握しているでしょうが、保険に入ってから無事故期間が長くなればなるほど保険料が格安になっていく制度です。しかし、保険金を支払ってもらう事態が生じるとこの等級に影響が出てきます。つまり、保険金を使って修理費用を捻出した場合、取り急ぎの修理費用はタダになりますが、その後の保険金の月額がアップする可能性もあるのです。
そのため、このバランスを考えることも大切です。たとえば修理費用が50,000円だったとします。この場合、50,000円の支出は惜しいと考えて自動車保険を適用して修理をおこなう決断をされる方もいます。しかし、この結果として仮に翌年の保険料が毎月5,000円ずつ上がるとすればどうでしょうか。年間で見れば60,000円です。つまり50,000円を得るために60,000円を払うともいえる状況です。
無論、これは少々大袈裟ですが、考え方としてはこのような状態になることが自動車保険の場合には多いのです。仮に上昇する金額が500円だったとしてもその後も何年もその上昇した金額を払うのであれば、長い目で見た場合には修理費用を自分で負担したほうがお得ということもあるのです。
あくまでも自動車保険は大きな損害が生じた際にとっておき、細かい修理は自腹のほうがお得ということもあるわけです。もちろん、自腹で修理費用を負担するとなれば一時的に大きな支出が生まれます。そのような大きな出費よりも毎月500円ずつの上昇のほうがありがたいという人もいるはずです。
そのため、最終的にどうするのかは個人の判断ですが、保険を適用すれば階級に影響が及ぶ可能性が高いということも同時に考えておきたいものです。ただし、この階級の上がる下がるというルールは保険会社や加入しているプランによっても変わります。そのため、自分が加入している保険会社に問い合わせて、どのような結果になるのかも聞いてみましょう。
階級が変わった場合、今後どの程度の保険金を払うことになるのかなどのシミュレーションも教えてもらえますので、まずは相談してみることが大切です。
3.3飛び石などは誰かに責任を求めることが可能?
自動車に関するトラブルには自動車保険という味方がありますが、そもそも傷ができた原因が自分にない場合、その原因を作った相手を責任に問いたくなるものです。たとえば飛び石が工事現場で起こってしまった場合、工事業者などに責任を負ってもらうという考え方です。自分の保険を使えば階級に影響がある場合も多いですが、相手の保険を使ってもらえば自分は無傷です。
そのため、修理費用を相手方に求めたほうがメリットは大きいです。しかし、これは難しい場合が多いと言われています。そもそも飛び石の原因を作ったのが誰なのかを特定することは非常に難しいからです。たとえば意図的にイタズラ目的で石を路上に並べていたということであり、それをきちんと警察が捜査して加害者が立件されれば責任を負わせることも可能です。
しかし、このようなレアなケース以外では立件はもちろん、加害者の特定ができないケースのほうが多いのです。また、工事現場で発生した石だったいうことが仮に証明できたとしても、その工事現場の従業員が石を投げたわけではなく、自分の前を走行していた車が跳ね上げたことによって飛び石となっている場合、果たして責任はどちらにあるのかという問題にも直面します。
さらに仮に前を走る車が悪いと考えたとしても、その車はおそらくすでに走り去っているはずです。そのため、相手を特定することもできませんし、警察がこのレベルで捜査に乗り出してくれることは残念ながらほとんどないのが現実です。結局、仕方がないこと、運が悪かっただけという形で自分自身で処理するしかないのがほとんどなのです。
無論、今回は自分が被害を受けたものの、じつは自分が知らないだけで自分の運転する自動車が飛び石を発生させて、後続を走る誰かの車を傷つけてしまっている過去があるかもしれません。つまりはお互い様という考え方もできる物事なのです。自動車に乗って道路を走る以上は、この点は理解しておきたいものです。お怒りになる気持ちがあるかもしれませんが、こればかりは仕方がないと言えます。
3.4イタズラならば警察に相談することが第一
自動車保険や補償に関して考えることも大切ですが、自分で負担するにしても何にしても、その状況が明らかにイタズラと判断できるような場合には即座に警察に通報することも大切です。たとえば明らかに意図的に物をぶつけられた傷やコインなどで削られたような形跡があるような場合には悪質な行為ですし、犯罪の可能性もあります。そのため、警察に伝えることが大切です。
また、こうした場合に保険会社に修理費用を補填してもらう場合にも、警察への届け出が絶対条件になっていることがほとんどです。そのため、事故を起こしたときと同じように警察への連絡を忘れないようにしましょう。
交通事故の場合には通報しても、こうした行為の場合にはスルーしてしまったり、うっかり忘れていたという人もいますが、その事実を発見した段階で警察への通報が大事なのです。そのため、まずはこの基本的な行為を忘れないようにしましょう。
④フロントガラスの傷をDIY修理するのはダメ?
フロントガラスに飛び石などによってキズができた場合、修理工場に持ち込んで高い修理費用を払いたくないと考え、自分自身で修理したいと希望する人もいます。
たしかに放置するわけにもいかないのがフロントガラスの傷ですが、業者の場合には作業費用もかかりますのでおのずと自分で作業したほうが割安にはなります。しかし、自分でフロントガラスという特殊なガラスのDIY修理は可能なのでしょうか。ここではその答えをお届けします。
4.1リペアレベルなら可能だがオススメはできない
フロントガラスの傷修理をDIYでおこなうことが可能か不可能かの二択で言えば、可能という答えになります。つまり自分自身で修理をすることはできるのです。しかし、オススメできる選択肢かといえば、そうでもありません。やはりオススメできるのが専門家に修理してもらうという選択肢です。なぜなら、プロの場合にはそれが修理で対応すべき傷なのか、ガラス交換するべき傷なのかを見極める能力を持っているからです。
傷を目立たなくするなどのリペア修理のための道具やキットは今はネット通販などで格安販売されており、そのマニュアルも存在しています。これらの方法によってたしかに傷を目立たないように補修していくことは可能なのですが、その傷が本来はガラス交換するべきほどのサイズであった場合、その後の自分自身への危険性が及ぶ可能性があります。
さらに、そのような傷をうまくリペアしたつもりでも、専門家が見ればリペアしたことは明らかです。そのため、場合によってはそれが原因で車検を通過させてもらえない場合があります。仮にこのような段階になってから専門業者に修理を依頼した場合、すでに自分でイジってしまっているため、いくら専門家でもその状況からうまいこと修理できないことも多いのです。
つまり、最初からプロに依頼していれば車検を通すようなレベルにまで直してもらうことができていた傷がDIYしてしまったために修理では対応できずにガラス交換という高額な選択肢しかなくなる場合もあるのです。そのため、最終的にDIYで対応するにしても、まずはプロに見てもらって、その状態がどのようなレベルにあるのかを判断してもらうようにしましょう。
4.2フロントガラスの傷は生命に影響を及ぼす可能性も
今はありとあらゆることをDIYによって対応できる時代です。パーツも情報もネットで気軽に手に入るために、これが実現できています。しかし、自動車に関しては命にかかわる道具であることを自覚しておきましょう。自動車には自動車のことを知りつくした整備士が存在しており、素人とは持っているノウハウのレベルが異次元です。これはフロントガラスであっても同じです。
フロントガラスの場合には特に自分自身の身を守っている重要なガラスのため、その修理の結果は自分の生命を左右するということも覚えておきたいものです。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、これは大袈裟ではありません。無論、DIYによって直せる些細な傷もたくさんありますし、フロントガラスに付く傷の中にはそのようなものもたくさんあります。
しかし、そうではない傷もあるのです。だからこそ、その見極めができない以上は下手に手を出さないほうがいいのです。さらに言えば自動車保険などをうまく使って修理費用を補填してもらえる場合も多いですし、そもそも自分で払うにしても修理費用がリーズナブルな業者も多数ありますので、まずは費用を把握した上で対応策を決めることも重要です。
⑤傷ついたフロントガラスの修理期間や費用
自動車のフロントガラスに傷やヒビが入ったとき、自動車修理のプロに修理を依頼することがベストです。しかし、その際にはどの程度の費用がかかるのか、どのくらいの時間がかかるのかなどが不安に感じるものです。
そのため、ここでは費用や期間を依頼先に応じてご紹介していきます。最終的な金額はそれぞれの業者や傷の種類などに応じて異なるものですが、目安として覚えておきましょう。
5.1自動車整備工場やディーラーにおける期間や費用
自動車のフロントガラスに関する修理は自動車整備工場が請け負ってくれます。街中にあり、自動車会社などに関わらずあらゆるタイプの自動車を受け入れてくれますし、傷やヒビなど様々な症状に対応してくれます。このようなタイプの会社は迅速な対応を期待できるという特徴があります。また修理費用に関しても割安となっています。
傷のサイズや深さにもよりますが、概ね5万円から10万円ほどで対応してくれることが多いです。自動車の正規ディーラーなどでも修理は受け付けてもらえますが、ディーラーの場合にはこの2倍程度の費用がかかることが多いです。また、ディーラーの場合には修理以外のありとあらゆる行為を受け付けているなどの事情から予約を受け付けてもらってから実際に修理が仕上がるまでの期間が長くなる場合もあります。
街中の修理工場などの場合にはケースによっては数日で修理を終わらせてくれる場合もありますが、ディーラーの場合には1カ月近くかかることもあります。このような違いがありますので覚えておきましょう。
5.2自動車ディーラーによるアフターサービス
自動車を正規ディーラーから購入した場合、ディーラーに持ち込むほうがメリットがある場合もあります。なぜならディーラーでは購入時に様々なアフターケアサービスを用意しており、これらのサービスを活用することによって場合によっては修理費用がゼロになることもあるのです。
もちろん、どのようなプランに入っているのかなどディーラー側が用意しているサービスによって変わってきますが、仮に自分自身がこのようなプランに入っていれば無料もしくは有料であっても割安ということも考えられます。
そのため、ディーラー購入者であれば購入時の各種条件をしっかり思い出してみましょう。
⑥フロントガラスをキズつけないための工夫とは
小さなキズから大きなキズまで、大切な愛車な重要なパーツでもあるフロントガラスには様々な要因からキズがついてしまうことがあります。大事な車だからこそ傷は避けたいものですが、そのためにドライバー自身にもできる対策があります。
つまりはフロントガラスの傷を予防するための策が存在するのです。過去に自己責任もしくは外的な要因でフロントガラスを傷つけてしまったドライバーは特にそのときの悔しさやストレスから、以後は傷をつけないために様々な対策を講じていますし、それによってキズ付きを防いでいるケースも多いのです。
そのため、対策方法や予防方法を習得し、今後のドライビングに生かして大切なフロントガラスを守り抜いていきましょう。
6.1工事現場付近などは減速して走行したい
道路上にある石などの物体を前を走る車が跳ね上げてしまい、それが運悪く自分の車体に当たるのが飛び石です。これは前を走る車に悪意があるわけでもありませんし、そもそも石はあらゆる場所に転がっているため、言ってみれば誰も悪くはありません。しかし、だからといってガマンできることでもないため、できる限りは飛び石を避けるべきですが、そのために覚えておきたいのが工事現場付近を走行する際の速度です。
飛び石はあらゆる道路において発生する可能性があるものですが、そうは言っても道路上に石がたくさん転がっている場所は少ないものです。どのような場所に多いのかといえば、そのひとつが道路同時などをおこなっている現場です。掘削をおこなったり、堀った穴を埋める作業の際にはたくさんの石もそこに存在します。
その結果、工事をおこなっている周辺には石が意図せず転がっていることもあります。無論、業者側もできるだけの注意を払っていますが、小さな石などは見逃されることもあり、これが飛び石になることもあるのです。
そのため、このような場所を通す際にはできるだけ低速で走りましょう。減速していれば万が一、前の自動車が跳ね上げてしまった石があってもそれが高速でぶつからないために、傷も最小限で済む可能性が高いですし、そもそもフロントガラスに当たらない可能性もあります。また、仮に工事現場付近を走行中、自分の目の前を走る自動車がかなり速度を出している場合には、その自動車が原因で飛び石が発生する可能性があります。そのため、このような車の後ろを同じような速度で走れば飛び石被害に遭う可能性を高めるため、距離をとることが大切です。
さらに言えば自分が減速して通行することによって後続の車を飛び石被害に遭わせないようにすることも可能です。自分が嫌なことは他のドライバーだって嫌なものです。飛び石でキズを付けたくないのはドライバー共通の思いですから、自分がその飛び石を発生させないためにも減速しておきましょう。さらに、工事現場以外にも砂利道などを走る際には同様に減速したいものです。
中には自分で跳ね上げて自分のボディにキズをつけることもありますが、遅い速度で走っていれば、仮に石を跳ね上げてもキズをつけるほどの威力はないはずです。安全のためにも減速しておいたほうが良い場所も多いため、この点はよく覚えておきましょう。
6.2砂利などの積載物がある車両と距離をとる
フロントガラスを傷つける可能性がある飛び石ですが、これは道路上にある石が跳ね上がって当たった結果です。しかし、これとは別にフロントガラスを傷つける恐れがある物体が前を走る車の積載物です。そもそも道路上に石が落ちているのもどこかの車が衝撃によって落としていったものである可能性が高いのですが、このように道路に落ちるタイミングで運悪く自分の自動車を直撃してしまうこともあります。
つまり、一旦道路に落ちて跳ね上がるのではなく、前を走る自動車から落ちたものが直接あたることがあるのです。これは不運とも言えますが、数多くの自動車が走り、中にはダンプカーなども多数あります。砂利などを運んでいる自動車もたくさんありますので、これらの車から石が落ちてそれがフロントガラスを傷つけることもあるわけです。
ただし、これは前を走るドライバーに悪意があるわけでもないため、仕方がありません。しかし、防ぐ方法はあります。どういう方法かといえば、逃げるのです。つまり、前の車と車間をとりましょう。車間距離を詰めて前の自動車のすぐ後ろを自分が走れば、前の車から石が落ちてきたときにそれが直撃する恐れがあります。ただし、距離があれば石が落ちてきたとしても自分の車が通過する以前に道路に落ちてしまいます。
そのため、自分自身でそれを避ける方法はあるのです。トラックやダンプカーなどの積載物が落ちてこないことがベストですが、こうした自動車のドライバーや業者も可能な限りでは対策を講じてくれています。それでも落ちてきてしまうことがあるのですから、あとは後ろを走るドライバーが予防策をとることが大切なのです。
6.3ワイパーの日常的な確認をしておきたい
自動車のフロントガラスにキズが入らないようにするためには、フロントガラスに唯一直接触れる道具でもあるワイパーを常に適切な状態で稼働させることが大切です。ワイパーが原因でフロントガラスに傷を生じさせてしまうと、かなり大きな傷になることもあり、即座にガラス全体を交換しなければならないなど、高い費用が発生する事態を招くこともあります。
このようなことを考えると日々の点検をバカにできません。ワイパーなどほとんど気にしないで乗車するという方が多いでしょうが、少しそこに目を向けておくだけでも違います。
いつも見るような癖を持っておけば、たとえばゴムがおかしな付き方をしているなどという些細な違いにも気づけるはずです。そのため、こうした異常を見逃さないためにも乗車の前にほんの数秒でもいいのでワイパーに目を向ける癖を作っておきましょう。
6.4可能な限りは洗車機を避けて手洗い洗車を
フロントガラスの傷はガソリンスタンドに設置してある自動式の洗車機によって付いてしまうこともあります。あくまでもこういうケースがあるということであって必ずキズがつくわけではないのですが、意外と多くのドライバーが機械式の洗車機を使用して後悔したと話しているため、気にする度合いにもよりますが、キズがついてしまうことも多々あると言えます。
このようなケースがある以上、フロントガラスの傷は絶対に避けたいとの思いがあるのであれば、手洗いによる洗車を心掛けることで防ぐことができます。ガソリンスタンドで機械式の洗車機が置いてある場所でも必ずスタッフの手作業による洗車コースもメニューとして用意されています。金額を比べますと手洗いのほうがやはり割高にはなりますが、傷を避けられる可能性が高いというメリットを考えた場合にはありがたいメニューになるはずです。
さらに言えば、洗車機によってキズが付く可能性があるのは何もフロントガラスだけではありません。ボディにも傷がつく可能性が高いのです。このような結果まで考えますと、やはり手洗いにしておいたほうがありがたいものです。特に新車として購入した直後の車にキズがつくと本当に落ち込みます。また、長く乗っていても自分で注意して傷つけずに走ってきたのであれば、その自動車にキズがつくと落ち込むものです。このような状況の中で洗車機という予想外に機械によって傷つけられる可能性があるとなれば、やはりそれは避けておきたいものです。
ガソリンスタンド側でもこのようなデメリットを説明してくれることがあります。知らないでいると割高な手洗い洗車をオススメするためのセールストークと考えてしまいがちですが、本当に機械と人の手では結果が違うと言われていますので、この点はよく考えた上で決断しましょう。また、手洗いでコストをかけたくないという思いがあるのであれば自分で自宅やコイン式洗車場などで洗ってしまうのもひとつの手です。キズがついてしまってからでは後戻りできないため、最初によく考えましょう。
6.5イタズラ防止のためのレコーダー設置などの対策を
今は自動車をあらゆるリスクから守るのがドライブレコーダーです。最も大きな役割は事故時に客観的な証拠になることですが、たとえばそれ以外にも交通違反で検挙された際に反証になる場合もありますし、自分には無関係ではあっても他車の事故の証拠映像として役立てられることもあります。また、基本的には走行中の様子を撮影するものですが、今は駐車中の模様も録画できるタイプも増えています。
これは駐車中に車体が盗難に遭うのを避けるため、さらにはイタズラなどに遭わないための予防策でもあります。無論、こうした行為をおこなう人間の中にはカメラで撮られていても気にしないという人もいます。しかし、ほとんどの場合には防犯カメラがあると躊躇するため、自動車版の防犯カメラであるドライブレコーダーは威力を発揮します。
そして、自動車のフロントガラスや車体にキズがつく原因のひとつがイタズラなので、これらのふざけた愚かな行為をおこなわせないためにも、ドライブレコーダーをつけておきたいものですし、駐車中にも稼働するタイプを選んでおきたいものです。また、このようにドライブレコーダーには防犯などの目的もありますが、それ以外にもドライブの模様を収録してあとから楽しめるなどという魅力もあります。
今は音声も収録できるものが多く、ドライブ中の車内の会話も含めて残しておけるため、思い出として残している方も多いのです。このような魅力もある存在なので、ぜひドライブレコーダーの着用を考えていきましょう。
まとめ
自分が大切に扱っていても外的な要因によってフロントガラスにキズが入ることもあります。また、その外的な要因も様々で、悪意のある行為もあれば悪意のない行為もあります。
そのため、自分が気を付けていても飛び石のように被害に遭ってしまうケースはありますが、そのときにどうすればいいのかのノウハウを持っていることはとても大切です。また、これらに遭遇する確率を少しでも下げるべく、イタズラや飛び石などのリスクを避ける方法を身に着けておくことも大切です。
大事な愛車をこれからも大切に乗り続け、さらには無駄な修理費用を発生させないためにも可能な限りは避けておきましょう。それでも傷がついてしまった場合には放置するのではなく早期に修理もしくはガラスの交換をおこなうことが大切です。