窓ガラスが割れてしまったら、ついでにリフォームがおすすめ!おしゃれに見える窓ガラス一覧とフィルムを紹介

窓ガラスが割れてしまった!という事態はショックですが、誰しもが一度は経験する事態でもあります。
割れてしまった窓ガラスをただ修理するのも良いですが、窓ガラスというのはあまり取り替えの機会もない設備の一つなので、修理のついでにリフォームしてみる、というのも良い選択です。 今回は、窓ガラスのリフォームに使えるおしゃれなガラス一覧の解説や、窓ガラスのリフォームでチェックしたいポイントはもちろん、お手軽にリフォーム気分が味わえる窓ガラスフィルムについても解説します。
窓が割れてしまったという方はもちろん、窓のリフォームを検討しているという方も是非参考にしてください。

1.窓ガラスのリフォームに大切なことは?

割れてしまった窓ガラス、せっかくだからついでにリフォームしてしまおう!と決意したら、まずは何に気を付けるべきでしょうか。
窓ガラスのリフォームで大切なことは、窓ガラスを変えることによってどうしたいか、という目的です。
今よりおしゃれなガラスにしたいという方も、機能性の高いガラスにしたいという方も、まずチェックするべきポイントをまとめました。

1.1窓ガラスの場所

まずはリフォームしたい窓ガラスの場所を考えましょう。
窓ガラスの場所によって、窓ガラスに欲しい機能がある程度決まってきます。
例えば、窓が大通りに面している場合や、お隣さんとの距離が近い場合は、通常の透明な窓ガラスよりもおしゃれなデザインと目隠しを両立できる型板ガラスやすりガラスなどがおすすめです。

1.2窓ガラスの日当たり

リフォームしたい箇所の窓ガラスの日当たりも大切な要素です。
リフォームしたい箇所の窓ガラスの日当たりが適度に良い場合はいいのですが、夏になると直射日光で室温が上昇してしまうという場合、思い切って断熱効果のあるペアガラスなどの窓ガラスに変えてしまったほうが冷房の効率が良くなります。 しかし、反対に冬には日が差して暖かい部屋に、日光の熱をカットするような窓ガラスを設置してしまうと、窓ガラスの断熱性能が高いので日光の熱が部屋に届かず、部屋の温度が上がりにくくなってしまいます。
窓ガラスをリフォームする際は、その部屋が夏や冬にどのような部屋になっているか、暖かくしたいのか涼しくしたいのか、という点も合わせて考えましょう。

1.3窓ガラスの用途

窓ガラスの用途を考えることも大切です。
先ほどの場所や日当たりとも関連することですが、その部屋の窓ガラスを変えることによって部屋をどうしたいか、ということを考えるのはリフォームにおける最も大切な事項といっても過言ではありません。 通行量の多い道路に面している場合やお隣さんとの距離が近い場合は、柄入りのすりガラスや型板ガラスを設置するとおしゃれに目隠しができます。
また、夏になると室温が上昇しやすい部屋はペアガラスを設置することで快適になります。
このように、窓ガラスにはそれぞれの長所と用途があるので、窓ガラスごとの特徴や利点を踏まえた上で最適なガラスを選ぶことが大切です。

1.4窓ガラスの見栄え

窓ガラスのリフォームをするのならば、リフォームした後の見栄えのことも考えなければいけません。
窓は家の中で毎日見る場所というだけではなく、部屋の中でも比較的大きな面積を占めている場所でもあります。
窓ガラスのデザインを今一つピンとこないもので妥協してしまうと、家のインテリアとの調和や雰囲気と馴染まないものになってしまう可能性があります。 さらに、窓ガラスは、場所によってはほぼ毎日開け閉めすることもあるでしょう。
あまり気に入らないデザインのものを妥協して選んでしまうと、窓の開閉のたびにデザインがいまいちだな、と考えて気落ちしてしまう、ということにも繋がりかねません。
気持ちよく毎日を過ごすためにも、機能性とデザイン、どちらも両立できるような窓ガラスを妥協しないで探しましょう。

2.変えるだけでおしゃれに見える!窓ガラスの種類一覧

窓ガラスと一口にいっても、種類や機能は様々です。
住宅に使われる窓ガラスの主な種類と、それぞれの用途や機能、そしておしゃれな窓ガラスについても解説します。

2.1フロートガラス

通常よく住宅に使われている、透明な一枚板の窓ガラスです。
透明なので採光性や透視性が良いのが特徴です。
フロートガラスは安価な上に光をよく通すので、ステンドグラス風デザインへリフォームしたい場合はフロートガラスにガラス窓用のフィルムを貼って手軽にプチリフォームを楽しむ、といったことができます。

2.2型板ガラス

ガラスの片面に模様を施したガラスです。
かすみ、梨地などの凹凸が細かく入ったものから、切子のような美しいデザインが施されたものまで、様々なデザインのものがあります。 片面が模様になっているので目隠し効果があり、浴室やトイレなどに多く設置されているガラスです。
デザインが美しいものは、窓ガラスの下半面に使用すると、目隠し効果と同時に部屋のアクセントになります。
また、家の中の戸のガラス部分や、家具にも使用されていることがあります。

2.3すり板ガラス

ガラスの片面にすり加工を施したガラスです。
光や影が拡散するので、やわらかい印象になります。
また、目隠し効果もあるのでプライバシーが気になる箇所にも最適です。 すりガラスに模様が施されているものもあるので、好きなデザインのものを選べるのも嬉しいポイントです。
注意点としては、すりガラスは結露すると濡れた部分が透明になってしまうことがあるので、窓ガラスに使用する際は注意しましょう。

2.4複層ガラス

ガラスが二層になっており、通常のガラスよりも高い断熱性能のあるガラスです。
窓のサッシに専用の支えがついているので、設置の際は幅を確認してから取り付けてもらうようにしましょう。
断熱性が高く非常に高機能ですが、その分通常の窓ガラスよりも価格は高額になりやすいです。

2.5ステンドグラス風ガラス

おしゃれな窓ガラスの代名詞といえば、ステンドグラス風のデザインです。
カフェや雑貨店などで、小窓に施されたアンティーク風のステンドグラスにうっとりした経験はないでしょうか。
大きな窓ガラスには適さないデザインですが、出窓や小さな窓などの小さめの窓ならインテリアのアクセントとしても最適です。
小さな窓なら、少し派手なデザインのステンドグラス風ガラスもおしゃれに決まります。 ステンドグラス聞いて、まずイメージするのは人物や花柄などの図柄がデザインされたものを思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、家のインテリアとして取り入れるのであればモダンな印象のモザイク柄や、シンプルで悪目立ちしないタイル柄などもおすすめです。
ただし、ステンドグラス風のデザインは作るのに手間がかかる分、他の窓ガラスよりも高額になることが多いので注意しましょう。
また、ステンドグラス風のデザインに憧れるけれど、費用面でどうしても踏み切ることができないという方には、これから紹介する窓ガラスフィルムを使ったプチリフォームがおすすめです。

3.リフォームしたようにおしゃれに見える窓ガラスフィルムもおすすめ!

窓ガラスをリフォームするほどの余裕はないけど、割れてしまった窓ガラスを綺麗にするついでに何か一工夫したい!という方におすすめなのが、窓ガラスにフィルムを貼ってお手軽にリフォームする方法です。
窓ガラスフィルムは、窓ガラスに貼るだけで見た目を変えられるシートです。
窓ガラスの見た目が綺麗になるのはもちろん、目隠しにもなるので防犯対策としてもおすすめです。

3.1窓ガラスフィルムとは

窓ガラスフィルムとは、窓ガラスに貼るだけで窓ガラスのデザインや色を変えることができるフィルムです。
透明な窓ガラスを簡単にすりガラス風や型板ガラス風にできる他、憧れのステンドグラス風デザインにも簡単にプチリフォームすることができます。
見た目が簡単におしゃれになるだけでなく、視線が気になる場所にフィルムを貼ると、日光を遮ることなくプライバシーを確保できるので今人気を集めているアイテムです。 窓ガラスフィルムには、水で貼るタイプと専用のノリを水で薄めて貼るタイプの二つのタイプがあります。
水で貼れるタイプだと思って買ってきたのに、貼るときになってノリが必要ということに気が付いてしまった!なんてことがないように、購入の際は接着剤が必要かどうかを確認してから購入するようにしましょう。
また、道具がなくても貼ることはできますが、美しく仕上げるために、水をまんべんなく吹くための霧吹き、空気を追い出すスクレーパー、サイズ調整のためのカッターナイフがあると便利です。

3.2窓ガラス用フィルムの種類一覧

簡単に窓ガラスのイメージを変えることができる窓ガラス用フィルムですが、柄やデザインの幅が広いので、何が合うかわからなくて迷ってしまうという人も少なくありません。
そんな方のために、窓ガラスフィルムの主なデザインの種類を一覧にしてご紹介します。
それぞれの柄のメリットや雰囲気も解説しますので、フィルム選びの際の参考にしてください。

3.3花柄

写実的なデザインの花柄から、レトロな小花が全体に散っているパターンの花柄、ステンドグラス風の花柄まで、様々な種類の花柄があります。
すりガラスのような花柄は、あまり主張しないで部屋に馴染んでくれるので和風の邸宅にもぴったりです。
洋風のデザインの邸宅には、ステンドグラス風や写実的で豪華なデザインのものもよく映えます。 花柄はとにかく種類が多く、迷ってしまうほどのデザインの豊富さが魅力です。
部屋の中をどのような雰囲気に見せたいか、家自体の雰囲気とフィルムの柄が合っているか、という点を重視して選ぶようにしましょう。
すりガラスや型板ガラス風のデザインを選ぶとレトロな印象に、ステンドグラス風のデザインを選ぶとモダンな印象になります。
もし選びきれずに迷ってしまったら、すりガラス風のバラ柄のものを選ぶと、どんな雰囲気の家とも馴染みますのでおすすめです。

3.4タイル柄

窓ガラスの見た目は変えたいけど、大きな柄に挑戦するのはちょっと怖い、という方におすすめなのが、タイル柄のフィルムです。
モザイクタイル柄のフィルムならインテリアや家の雰囲気との相性は柄付きのものほど気にしなくても大丈夫です。
さらに、柄が細かいものを選べば目隠し効果もあるので、プチリフォームと同時にプライバシーを確保したいという方にもタイル柄はおすすめです。 タイル柄は花柄ほど種類はありませんが、透明なすりガラス風のものから、おしゃれなステンドグラス風のものまで様々な種類のものが販売されています。
とにかく安価に済ませたいという場合は、100円均一でもタイル柄のフィルムが販売されていることがあるので探してみましょう。
タイル柄は主張のない柄なので、家の雰囲気との相性をあまり気にすることなく好きなデザインを選ぶことができるのが最大の長所です

3.5ステンドグラス柄

おしゃれな印象の窓ガラスにしたいなら、ステンドグラス風のデザインのフィルムがおすすめです。
ステンドグラス風のデザインは特に人気が高いので、デザインや柄も様々な種類のものが販売されています。
植物の図柄をあしらったものや、カラフルなタイル模様のもの、シンプルな枠線のみのデザインのものなど、デザインは千差万別です。
おしゃれな窓ガラスで家の雰囲気をより明るくするために、家の雰囲気やインテリアとの調和を考えて、ぴったりくるデザインを選びましょう。 また、ステンドグラス柄のフィルムなら、断熱性の高いペアガラスをステンドグラス風デザインにしたい!という願望も簡単に叶えることができます。
ステンドグラス風のデザインの窓ガラスはただでさえ手間がかかって高額ですが、それに機能性の高いペアガラスを、となると費用はさらに跳ね上がることが多いです。
しかし、フィルムなら工事よりも安価で済み、さらに貼るだけで好きなデザインにできるので工事の手間もいりません。
気に入らなくなったら剥がして他のデザインにすることもできるので、ステンドグラス風デザインにチャレンジしてみたい、という方は、まずフィルムでのお手軽リフォームがおすすめです。

3.6プリズム柄

あまり主張しないデザインで、目隠し効果が高いものがいいという場合は、プリズム柄のフィルムがおすすめです。
プリズム柄とは、ドット柄や四角形、三角形のデザインをパターンのように繰り返し配置したデザインです。
プリズム柄は半透明のフィルムが多く、型板ガラスのように仕上がるので、日の光を遮ることなく目隠し効果を発揮してくれます。
タイル柄と同様に主張のない柄なので、大きな面積に貼りたいときもぴったりです。 プリズム柄は同じパターンの繰り返しというデザインのものが多いので、タイル柄と同様に家の雰囲気との相性もあまり考えなくていいという利点もあります。
ただし、前述した通りプリズム柄はすりガラス風や型板ガラス風に仕上がるものが多く、同じパターンの繰り返しというデザインで少しレトロな印象を受ける柄も多いです。
洋風の邸宅にも合いますが、どちらかというと和風の邸宅向きの柄と言えるかもしれません。

4.窓ガラスが割れてしまったら、ついでにリフォームがおすすめ!

窓ガラスが割れてしまうと、修理代や修理するまでの時間のことを考えて憂鬱になってしまいがちです。
しかし、窓ガラスを修理と同時にリフォームしてしまえば、以前よりももっと機能的な窓に生まれ変わらせることができます。
窓ガラスが割れてしまったら、修理だけでなく、めったにない機会だと考えてリフォームも検討してみてください。

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