引き戸のガラスをリフォーム!気になる種類やメリット・デメリットや設置方法を徹底解説

引き戸を採用している住宅も沢山ある中、ガラスが採用されているものなどは定期的なリフォームが必要となります。もちろん、ガラスが入っていなくてもリフォームは定期的に行った方が良いです。引き戸に関しては、近年DIYで対応している方もいますし、専門業者に対応してもらっている方もいます。そこは、上手に活用していくと良いでしょう。自分にとって最適な方法を選んでいくことが重要です。 ここでは引き戸の種類はもちろん、ガラス入りの引き戸にするメリット・デメリットを解説します。リフォームによってガラス入り引き戸にするかどうか迷っている方も参考にしてみてください。もちろん、すでにそういう引き戸を使っている方も多いかもしれません。そういう方も、今一度メリット・デメリットを確認しておくと安心なのではないでしょうか。他にも引き戸の設置方法なども解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。 住宅のリフォームを考えている方にとっては、参考になる情報も提供できるかと思います。引き戸に限らず、リフォームを考えている方は参考にしてみてくださいね。

1.はじめに

引き戸は使い勝手も良く、採用するものによっては住宅の解放感を演出したり、快適性を高めてくれたりします。そんな引き戸にも色々な種類があり、ガラス入りのものやガラスが入っていないものはもちろん、開き方によって種類が違ってきます。その他にも引き戸は魅力が沢山あるので、採用する住宅は近年でも多いです。
昔は引き戸を玄関などに採用していることが多かったですが、近年はバリアフリーなども注目され、住宅の中で採用されることが増えてきました。そのため、今一度引き戸について考えてみるのも良いかもしれませんね。 ここからは引き戸に関する情報を解説していきます。もちろん、難しいことはないので、リフォームを考えている方はもちろん、ドアだけ交換しようか迷っている方も参考にしてみてください。そこから色々なメリット・デメリットも見えてくるかもしれません。

2.引き戸の種類

引き戸にはガラスが採用されているものと、そうでないものがあります。これは単純なデザインの違いなので、大きな種類として分類することはできません。しかし、引き戸で注目しておきたいのが、開き方による種類の違いです。開き方はそれぞれの引き戸によって違ってくるので、ぜひどのような種類があるのかを知っておくと良いです。
種類を知れば、DIYはもちろん、業者に依頼する時の参考にもなるかもしれませんからね。 まずは引き戸の種類を知り、活用方法を考えてみてください。特に生活の中でドアなどは頻繁に開閉するため、生活している家族構成やライフサイクルによっても、必要な引き戸が違ってきます。そこから利便性なども見えてくるのではないでしょうか。まずは引き戸の種類を知っていきましょう。

・片引き戸

片引き戸は1枚の戸を左右どちらかに滑らせて開閉するタイプです。片側が壁になっており、それに沿うように開閉するタイプとなっているものですね。これは住宅でも採用されていることが多く、片側が壁になっているので、障害物にぶつかることも人とぶつかることもありません。そういう安全性もあって、近年は住宅の部屋を区切る際に採用されていることが多くなっています。 戸が1枚のものがスタンダードですが、その他にも2枚や3枚の扉が連動して開くものもあります。これらに関しては、設置する入口の大きさによって変わってくるので、サイズはしっかり考えて採用するものを選んでおきたいところです。ぜひ、上手に活用していくことで、より快適な引き戸ライフを送ることができるのではないでしょうか。

・引き込み戸

引き込み戸は扉を壁の中に収納しているタイプの引き戸となります。壁の中に引き戸が引き込まれるからこそ、引き込み戸と呼ばれています。開放的な空間に採用されることが多く、開けている最中は扉が見えないのが特徴です。閉めている最中はしっかり遮断してくれるので、プライベートな空間に最適です。部屋数が多い場合は、この引き込み戸を採用して、連結するということにも使えるなど、利便性は高いと言えるでしょう。 小さな子供や高齢者がいる場合でも、安心して使っていくことができます。扉が収納されるので、手や足の指を挟む心配も少ないです。もちろん、故意に指を入れれば挟まれてしまうこともありますが、他の引き戸に比べても安全性は高いと言えるでしょう。
また、扉を収納できるので、デッドスペースの活用にも便利なのではないでしょうか。大きな家はもちろん、小さな家にも採用する価値が十分にある引き戸となりますね。

・引き違い戸

引き違い戸は2枚の引き戸を左右どちらにも動かせるタイプの引き戸となります。どちらにも移動させて開閉できるため、どちらからでも開閉したい場合には役立つ引き戸です。事実、引き戸を使っているとわかるのですが、片側しか開かないというのは不便に感じることもあります。もちろん片側だけでも引き戸は十分なのですが、どうしてもどちらからも開閉したいということであれば、引き違い戸を採用する価値は大きいですね。 扉と扉が引き違いになるため、注意点としては手や足の指を挟んでしまうということです。もちろん、気を付けていれば問題はありませんが、タイミングによっては挟んでしまうこともあります。他の扉に比べても左右両方開閉できるというのは、リスクもあります。
ただ、もちろん普通に使う分には十分な機能性ですし、魅力も大きいと思います。小さな子供や高齢者がいないのであれば迷わず採用しても良いくらいですね。

・引き分け戸(両引き戸)

引き分け戸は左右に引き分けて扉を開け閉めできる引き戸となります。間仕切り扉として採用されることが多く、部屋をシェアしている場合にも活用できます。大きな部屋をシェアする場合は、こちらの引き分け戸を活用してみても良いかもしれません。別名両引き戸とも呼ばれており、両方から開閉することも可能です。利便性は他の扉に比べても高いと言えるかもしれません。 設置する場所に関しては若干限られてくるので、そこは注意が必要となります。普通に部屋と部屋を区切るために使うのは良いですが、廊下と部屋を繋ぐ扉として使うには、少し不便かもしれません。そこは家の間取りによっても変わってくるので、リフォームを考えているなら、いっそ部屋の間取りに関しても、変更を加えてみると良いかもしれませんね。

3.ガラス入り引き戸のメリット・デメリット

ガラス入りの引き戸にするというのは、メリットもあればデメリットもあります。リフォームで新しい引き戸を採用しようと思っている方は、そちらも確認しておくと良いかもしれません。設置してから「失敗した」ということにならないよう、メリット・デメリットの把握は大切です。 ここからは引き戸、特にガラスが入った引き戸についての良し悪しを紹介します。こちらを参考にしていただけると、リフォームの際にもきっと役立つはずです。もちろん、正解や不正解はありませんので、自分自身のライフスタイルに合わせて選んでいくようにしましょう。

・ガラス入り引き戸のメリット

ガラス入り引き戸のメリットとしては、解放感がある点がまず挙げられます。光が差し込んでくるので、全体的に解放感を演出できます。リフォームするならより住宅の質を高めたいと思っているはずなので、ぜひ解放感を出すためにガラスの引き戸を採用してみてください。ガラスが入っていることによって、全体的に重くならず、快適性も高めていくことができます。
普段から使う部屋に採用すれば、よりその心地良さも実感できるのではないでしょうか。近年はデザインに凝った住宅も多くなっているので、ぜひオシャレという意味でも取り入れてみてはいかがでしょうか。 機能性で見ても、引き戸は可動域が場所を取らないので、他のドアに比べても使い勝手が良いです。単純に部屋同士を繋ぐ際にも採用できますが、収納の扉をガラス入り引き戸にするという方法もあります。その場合は無駄に開閉することなく中を確認できることもあります。もちろん、引き戸に採用されているガラスは中が見えないようにもできるので、そこは選び方次第で色々と工夫することができます。 子供や高齢者がいる家庭の場合は、引き戸にガラスが採用されていることで、中を少し確認することもできます。そういう面で、より安全にも配慮できるというのは嬉しいですね。それぞれ、中の人の状態を確認するためにも使えるので、リフォームする際は家族構成なども考えて決めていくと良いかもしれません。

・ガラス入り引き戸のデメリット

ガラス入り引き戸のデメリットとしては、プライバシーを守りにくいという点があります。ガラスが入っているので他の部屋から覗かれてしまえます。もちろん家族間だけで利用する住宅であればそこまで問題になることはありませんが、特に子供などが大きくなってくると気になってくるでしょう。引き戸というだけでも、気密性が低く、風や音が漏れやすいです。そういう面を考えると、ガラス引き戸は他のドアに比べてプライバシーが守りにくいと言えます。 ペットを飼う場合も注意が必要となってきます。特に猫や犬などの大型の動物を飼っている方、もしくは飼う予定の方は、引き戸だと簡単に開けられてしまうこともあります。ガラスが採用されている引き戸だと、引っかかる部分が大きくなるため、ペットでも簡単に開閉できてしまうようになるかもしれません。そうなると、やはり安全性はもちろん、プライバシーもなかなか守れなくなってしまうでしょう。 引き戸はスイッチやコンセントに関しても気を付けておくことが必要です。これはガラス入り引き戸に限ったことではないのですが、スイッチやコンセントの場所が限られる可能性があります。引き戸の種類によっても違いますが、引き戸は基本的に壁に収納したり埋め込んだりするタイプが多いです。そうなると配線を組めないため、スイッチやコンセントも設置できません。そうなると、生活空間が限られてしまうことにもなるかもしれません。もちろん、それはリフォームの仕方によってどうにでもなるので、そこは工夫してみてくださいね。

4.リフォームの引き戸設置方法

リフォームの引き戸は設置方法も色々とあります。その中でも、メジャーな方法があるので確認しておきましょう。もちろん、DIYで設置するのも良いですが、万全を期すなら業者を使った方が良いです。近年はリフォーム業者はもちろん、ドアや扉の交換をしてくれる業者もあります。その他、色々な業者があるので、ぜひ相談してみてください。 設置方法を工夫すれば、さらに自分たちのライフスタイルも変えていくことができます。より安全で快適なものにするためにも、引き戸の設置方法についても知っておきましょう。ここから詳しく解説していくので、読み進めてみてくださいね。

・レールタイプ

レールタイプというのは、一般的な引き戸に採用されることが多く、床面にレールが入っているタイプのことを言います。この設置方法だと、繋がれている部屋同士、廊下同士などをバリアフリーにすることもでき、非常に便利です。若干レールの凸凹があるので注意は必要ですが、通常のドアや扉に比べると安全性は高いと言えるでしょう。そのため、近年は子供や高齢者がいる家庭のリフォームで採用されることも多くなっています。 しっかりと床面に固定されているので、突然外れるということもありません。引き戸に関しては耐久性が気になるところですが、レールタイプのものはしっかりと扉と床が噛み合ってくれるので、安定性も高いです。もちろん、しっかりと噛み合っているからこそ滑りも良く、開閉時のストレスもありません。よりシームレスな移動をしたいという場合には、利便性をさらに高めてくれるでしょう。

・レールレスタイプ

レールレスタイプというのは、床面にレールが設置されていないものとなっています。吊るしているタイプのものが多く、床には特に何も設置する必要がないことも多いです。そのため、完全バリアフリー化したい場合などに役立つでしょう。リフォームは子供や高齢者のために行うということも多いので、そういう場合にはレールレスタイプも活用していくと良いかもしれません。ちなみに、レールがないので凸凹もなく、安全性はとても高いです。自分たちの老後に備えて、そういう引き戸にする方もいます。 耐久性を見るとレールタイプの方が勝るかもしれませんが、利便性などではレールレスタイプも十分に採用する価値があります。ただ、プライバシーを考えると、よりレールタイプよりもレールレスタイプの方が欠如しているので、そこは注意が必要です。近年ではパーテーションとして使っている家庭もあるので、リフォームで採用するなら、使い方にも気を付けておくと良いかもしれませんね。

5.DIYも良いけれど業者が安心

引き戸の設置に関しては、DIYで行うというのも良いですが、やはりしっかりとリフォームするなら専門業者を使った方が安心です。DIYでも設置できないことはありませんが、どうしてもミスがあると耐久性が低下しますし、危険性が増してしまうかもしれません。そうなると生活でも困ることが出てくるかもしれないので、万全を期すなら業者に設置してもらうのをおすすめします。

まとめ

ガラスが入った引き戸は見た目もオシャレでデザインが良く、通気性をはじめとする快適性も良いです。リフォームをする時、ドアを交換しようと思っているのなら、どのような扉にするのかも検討してみてください。ガラス入り引き戸は使い勝手も良いですし、魅力も大きいです。なお、リフォームする場合は、自分たちの生活はもちろん、子供たちの生活も考慮して決めていくと良いかもしれませんね。ぜひ、ガラス引き戸も検討してみましょう。

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